理系の方が偏差値が低くでる?

くまおさんは工学部建築学科卒業なのでバリバリの理系です。
不思議に思っていたことがあります。

偏差値比較をすると、なぜか文系>理系となることが多いからです。
偏差値というものの仕組みがそもそも理解できていなかったからなのですが、偏差値とは中心からの乖離を測る物差しだったんですね!知らなかった!

理系の場合、数学や物理が受験科目に入ってきます。これらは理解しないと0点になってしまう科目なので避ける人が一定数存在します。
誤解を恐れず申し上げれば、学力の低い人は勘で答えても0点にならない文系に流れます。その為、文系の大学は優秀な学校とそうでない学校の乖離が激しく、中央値が押し下げられる傾向があります。
一方、理系の場合多少は勉強している人が集まる為、下位校と上位校の差が文系ほど広がらず中央値が押し上げられます。
偏差値はこの中央値との乖離を表すものなので、中央値が低く出る文系は偏差値が高く表示され、中央値が高く出る理系は偏差値が低く表示されるのです。

くまおさん、これを大人になってから知りました。
それを知り、くまおさんはこう考えました。

「もしも、高校時代に戻ることが出来るなら、有名大学の文系で偏差値の低い大学を目指す!」

世間では大学の上位下位は社会に出てからは関係ないとは言いつつも、やはり上位校の方が優秀な人が多い可能性が高い事は事実ですし、中小企業の採用担当者からすると出身大学で判断する事はいまだにあります。

大人になって分かる事って結構多いよね。