ストラトキャスター60’s MIJメイドインジャパン(フェンダー)くまおさんギター

フェンダーメイドインジャパントラディショナル60年代モデルのストラトキャスターを入手しました。
とてもファンシーです。
ピックガードが紫がかって見えますが、これはフィルムが青い為であり実際はピンクのグラデーションです。


くまおさんはこういったファンシーなギターが好きなんですよね〜

あっ、事情があって2本入手したのですが、1本は売ります。

スペックはこんな感じ。

MADE IN JAPAN TRADITIONAL 60S STRATOCASTER
定価:11万円(税抜)
同じシリーズでもこの「ピンクペイズリー」と「ブルーフラワー」だけ15,000円高い定価設定。
Body Material Basswood
Body Finish Polyester
Neck Material Maple
Fingerboard Material Rosewood


この価格帯でこの作りで、「フェンダー」ブランドならアリだよね。とってもいい。

ピンクペイズリー柄のオリジナルは1968~1969年のみテレキャスターに採用され販売されています。ストラトキャスターも79年にUSA製で2本だけ生産されたことがあるようです。

その後フェンダージャパン時代94~95年に一旦復刻されて、その後はカスタムショップの高級なラインで限定生産されるのみでした。

2018年からのトラディショナルで復刻されたと知り思わず入手。これを逃すとまた20年くらい復刻されないかもしれからです。フェンジャパ時代の復刻版はメイプル指板のラージヘッド70年代仕様なので、今回の復刻とは趣が異なります。ピックアップカバーが白い。

その他にもイングヴェイマルムスティーンのピンクペイズリー復刻モデルもあったようです。イングヴェイマルムスティーンは70年台のストラト使いなのでこれもラージヘッドです。こちらはピックアップカバーが白いですね。

フェンダージャパンが積極的にシグネチャーモデルを出していたので、イングヴェイマルムスティーンもでるもフェンダージャパンかもしれません。

フェンダーのヴィンテージ特集には必ずといってよいほど登場するギターでオリジナルは百万円を超えます。
流石の日本製でフレットのバリなどはなく仕上げも綺麗です。金属パーツもしっかりと面取りされており、丁寧さが分かります。

ヘッドデカールは今までのフェンダー日本製と異なり、コーティングの上から水貼りデカールに変更されUSA製のフェンダーと同じ仕様になっています。これはマニアポイントが高いですね〜。

1980年頃にフェンダージャパンというメーカーが誕生しました。これは厳密にはライセンス製造なのでフェンダーの正規ラインではないのですが、まあフェンダーです。形も本家と同じだしロゴも同じ。くまおさんも高校生の頃にフェンダージャパンのテレキャスターを持っていました。とても良いギターでライブで利用していました。

それが最近、フェンダージャパンが消滅して、米国フェンダーに統合されました。これは正規ラインのフェンダー(日本製)という位置づけとなり、正真正銘の本物となったのです。とは言っても製造はフェンダージャパン時代のダイナ楽器がそのまま継続しているので、まあ同じです。

でね・・・ここからがくまおさんの考えです。
フェンダーのMIJトラディショナルシリーズの作りがかなりいいんですよ。やはりさすがの日本製です。
おそらく、日本製で材料グレードをUPしてラッカー塗装のラインを通常で販売したらフェンダーUSA製を軽く凌駕すると思います。きっとこれからもフェンダーはUSAを特別視するためにフェンダー日本製の製品グレードを意図的に下げると思います。
アメリカ人やメキシコ人が日本人よりも工作精度の良いギターを作れるとはどうしても思えません。と言うかそれは絶対にありえないと思います。日本製の方が確実に精度は高いはずです。

それと、最近ギターの音がわかるようになってきたくまおさんですが、youtubeでフェンダーUSAとJAPANのブラインドテストをすると、やっぱりUSAとの方が音のヌケが良い気がします。これは好き嫌いの感覚でもあるのですが、やっぱり音が違うんですよね。
でもこれって、ピックアップのグレードを上げれば解決する問題だとも思うのです。

新しくなったフェンダー日本製のこの価格帯(定価10万円前後、売価で6万〜9万円くらい)がストラトキャスターの適正価格だと感じています。この価格帯だったら中学・高校生が頑張ってお年玉で購入しても間違いない素晴らしいギターです。USAは高すぎ。弾いたことないけど(笑)