やっぱりバンドマンはクソだった話(笑)

くまおさんは元バンドマンです。
学生時代にアンドブームが到来し、ルナシー、ラルク、グレイが大流行しました。
そんな時代にバンドを組んでライブハウスでライブをしてみたり、学園祭で演奏していたことは懐かしい思い出です。

当時、よく思っていたことがあります。
それが下記。

「なんで、バンドマンは時間通りに集合できないのだろうか?」

さあ、バンド経験者の諸君!同意するでしょ?
スタジオで練習する際に、みんな時間に遅れて来た記憶はありませんか?スタジを2時間しか借りていないのに、みんなが集まった頃には1時間が経過していたなんてことありませんか?
そう、バンドマンは時間に猛烈にルーズなのです。
野球部で集合時間に遅れたら監督に吊るし上げられると思いますが、軽音楽部は遅れてくることがデフォルトなので誰も何も言いません。
この頃から、バンドマンって「クソ」だなと思っていました(笑)

そして社会人になり、営業マンって「クソ」だなと思い、アフィリエイターって「クソ」だなと思い、建築関係者って「クソ」だなと思うようになっています。
4大「クソ野郎」です(笑)

ちなみに、あまりにもバンドメンバーが時間通りに集合しないので、くまおさんは高校時代、スタジオに入る際に、メンバー各自に違う集合時間を伝えていました。1時間遅れるやつには1時間前の集合時間、30分遅れるやつには30分早い集合時間といった感じです。
ただ、奴らもバカではないので、やがて自分に伝えられた集合時間は正しくないことに気が付きます。すると、2時間遅れでやってきたりするわけです(笑)

さて、バンド活動からはだいぶ遠ざかっていたのですが、最近、バンドマンが「クソ」だったという事を思い出させる事象がありました。

くまおさんが所有しているヴィンテージアコギ(エピフォンキャバレロFT-30 1960年代)のブリッジが少し剥がれ始めたので、近くにあるギター工房に持ち込みました。

待つのが嫌だったので電話してから向かいます。

くまおさん
「今から持っていって大丈夫ですか?」
工房オーナー
「はい大丈夫ですよ〜」

持ってゆくと先客が。
くまおさんの事を気にかけることもなく、30分以上談笑。
おい、さっき電話しただろうが!と思います。
このあたりの時間感覚はさすがバンドマン。(オーナーは自身で音楽活動をしています。多分アラフォーでくまおさんと同年代)

2本アコギを持ってゆき、1本目はその場で調整、2本目は預かり修理となりました。
1本目は調整の値段を言わないまま、調整開始。終了後に代金請求。(おい!)

2本目は自分の工房だと作業ができない内容なので、湿度管理室を持っている工房に作業ができるか確認し、確認後に見積り金額を連絡しますとのことで預けてきました。

ところが待てど暮らせど連絡がありません。
くまおさんも色々とやることがあったのでしばらく放置していたところ、一向に連絡がないので、預けて半年後くらいに、連絡を入れました。
すると・・・提携の工房が忙しくてまだ修理に出せていないと言うではありませんか。
まもなく、手が空くので修理に出しますといってきました。
終いには、「うちの工房は湿度管理がしっかりしているので、症状が落ち着いてきましたよ。すごいでしょう!」みたいに工房自慢をはじめました。

おいおい、すでに半年経ってるし。そして、そもそもまずは見積もりを出すという話だし・・・。

仕方がないので、そのまま対応してもらうことにしました。
それから更に半年・・・一向に連絡がありません。

ちょうどコロナショックで経済が下向きになってきたので、工房が閉業してギターを売り払われたら困るので、取りに行きました。
まあ、すでにそのくらい信用を失っているわけです。

そこでダメ押しの一言。

「ウチの工房で保管していたので、症状落ち着いてきましたよ。湿度管理はバッチリです!ほら、弦高下がったでしょ?でも、これは直してもまた戻ってしまうと言われました!」

おい!まず、依頼内容忘れてるじゃねえか!ブリッジ剥がれ修理であり、弦高調整ではない。

そもそも、お前絶対忘れてただろう!そして、絶対に提携工房には聞いていないだろ!
見え透いた嘘を付くんじゃねえ!とキレそうになりましたが、そんな事を言ってもどうにもならないので、さっさとギターを回収して、その工房には二度と出入りしないと心に誓いました。

これは、一般的な製品だったらありえない対応ですよね。
さすがバンドマンだなと再確認した出来事です。

ちなみにアイキャッチ写真はその工房で扱う、ヘッドウェイの新品ギターです。
これも自慢していました。
「うちはかなり選びぬいて仕入れているので、そんじょそこらのマーチンを買うより絶対にいいギターですよ!」

もう、そんな事言われても、何も信用できないよね。

でね、別の工房に持ってゆくのも面倒ですし、特別に高価なギターでもないので、結局自力で治すことにしました。

ネットでギター工房の修理動画やブログを参考に治具を用意し、タイトボンドで3日ほど圧着しました。
結果、成功。
今の所、再剥離は起こっていません。

そして、ジョージ・ハリスンのロッキー再作成をはじめました。
7本一気に作り、うまく出来たものを残して、残りはメルカリで放出予定です。
今年中には出来上がるかな〜

ご縁があればどうぞ。