営業用魚群探知機製造

本当に勘違いしている人が多いので何度でも書きます。
売れる営業マンは話術が優れているわけではなく、買ってくれる顧客を見つける能力が優れているのです。

くまおさんはず~っと営業マンなので、今までに多くの営業マンが書いた書籍を読んできました。しかし、その殆どが再現不可能なものでした。
それら作者である伝説の営業マン達が記している内容は一見すると誰でも実践できそうな内容ですが、実際にそれを再現しようと思うと精神的な問題や物理的な行動量の壁にぶつかることが多い内容ばかりです。
作者はたまたまその方法で成功しただけであり、凡人が再現できるものではないというのがくまおさんの見解です。

会社に就職しても大抵の場合、上司の基本的な営業スキルがそこまで高くないので、自社の伝説の営業マンの真似をするように指導されます。しかし、それは多くの場合で再現不可能です。
くまおさんは幸いにして再現能力が高かったので、成績は上々でしたが営業をしていると上には上がいるという事思い知らされます。そしてモンスターレベルの営業マンにも度々出会います。そこで考え方を変えました。

「モンスターとまともに戦ったら戦死する。自分の事を凡人だと考えて作戦を練り直さねばならない。」

モンスター営業マンは先天的に生まれ持った異常なコミュニケーションスキルで顧客をバッタバッタとなぎ倒して契約を取ります。搭載しているエンジンやバッテリー容量がそもそも違うので、凡人がそれを真似しようとすると精神的にやられます。軽自動車でダカールラリーに参戦するくらい無謀です。死にます。

しかし多くの人は、そのコミュニケーションスキルをコピーしようと必死になります。その為、目の前のお客様の落とし方ばかりに目を奪われます。結果として、営業トークだったり服装だったり、身振り手振りを勉強しようとするわけです。しかし多くの場合で結果が出ません。

そして「自分には出来ない。トップセールスだから出来るんだ!」と発言すると罵倒されてこっぴどく叱られます。それは努力が足りないとみなされるのです。

そこでくまおさんはこう考えました。

「どうやって売るかではなく、だれに売るかがキーポイントだ。買ってくれるお客様はどこにいるのかを探すことが最も大切でだ。」

営業用魚群探知機です。買ってくれる魚はどこにいるのか?を探すマシンです。

釣りはいくら釣り人のスキルが高くても糸を垂らす場所に顧客がいなければ釣り上げることは出来ません。

くまおさんはこの魚群探知機のつくりかたを考えることにしました。しかし、誰に聞いて作り方を教えてくれません。そして、それに対する生産的な意見をくれる人はいませんでした。

営業会社では魚群探知機の作り方は教えてくれません。あくまでも釣竿の扱い方を教えてくれるだけです。なぜなら作り方が分かったらさっさと実践しているからです。要するに分からないのです。

更に進化して、分かっている会社は、自分で養殖池をこしらえるようになります。
再春館製薬だったり、ピーチジョンだったり。そういった企業は沢山あります。

くまおさんは対人話術を勉強する為に様々な本を読んだり、オーディオブックを聞いたり、セミナーへ通ったりしました。そして実践もしてきました。ですから、ある程度の営業に関する知識を有しています。そして、ある程度の生まれ持った営業センスを備えています。

そんなくまおさんが、それでも敵わないモンスター営業マンが世の中に大量にいると言っているのだから、このサイトを読んでいるくらいのレベルの人はくまおさんの指針に従った方がいいと思います。もう、個人話術を磨くのはいい加減にやめなさい。意味ないから。

残酷な話ですが、営業レベルが高い奴は最初から高く、徐々に高くなることはないので、現時点で成績の悪い新規開拓営業マンは未来にわたって成績が悪いです。ですから成績の悪い営業マンは根本的にやり方を変えないと営業マンとしてはいずれ生きてゆけなくなります。

サラリーマンの方の場合、会社の魚群探知機で見つけた場所で釣りをしているにすぎません。ちなみに魚群探知機の性能は経年劣化します。