くまおさん的ウェブ営業&SEO論

素人のSEO論なので、誰が参考にするのか分からないのですが・・・
自分の思考整理も含めて書いておきます。

SEOとは
・googleの天才たちに喧嘩を売る愚行

超零細企業の商品パッケージすら決まっていない新商品という前提です。

◎課題
誰に売るのかすら分からない状態。
ペルソナを作れない。

■基本的な心得
・ライバルの居ない場所、または自社よりも弱い場所を探す。
・基本的には横取りから考える。自分よりも弱い奴からパイを奪う。
・ブルーオーシャンはマジで難しいから基本的には辞めた方がいい。
・自社商品がブルーオーシャンの場合、なんとか既存マーケットに商品を合わせに行く。
・紹介や人脈、異業種交流会、マッチングサイトにはさっさとあきらめをつける。
・人のアドバイスはほぼ役に立たないと見切りをつける。
・自社商品への崇拝を捨てる。客観的に考える。
・有名な場所への採用は特にPRにはならない(一般消費財ではないから)
・SEOは売れているものを更に売るという考えがベースだと理解する。いま売れていないものは売れない。
・教科書SEO的な順位1位は不要
・コンテンツが合致すれば2ページ目でも全く問題なし。
・人に頼るという考え方を辞める。
・外部のSEOコンサルタントは売れないものを売れるようにはできない。
・ウェブに詳しい人=ウェブで売れる人ではない
・過去データ解析はあまり意味が無い
・似ている商材や業種を探してパクる努力はするべき。
・BtoB向けの法人でSEO対策をしている会社はほぼ無い
・続かない事はやらない方がいい⇒社長のひとりごとみたいなコーナーは最悪
・これからはSNSとの連携が・・・とかいう奴はニセモノ。

■くまおさんが思っている事
ウェブはリアルセールスをウェブ上に置き換えただけである。
ウェブに必殺技はない。
ほとんどの人は脱落する。
営業と同じ。圧倒的な作業量が差を生む。

■実際のSEO現場
多くの場合で、営業マンはウェブに弱く、ウェブ担当者はリアルセールスに弱い。
大手企業のウェブ担当者は、実際に「物を売る」という事に関してはほぼ無力。
トップ企業のウェブ広告担当者や、アフィリエイト担当者でも、自分でゼロからサイトを設計して、集客して、実際に購買迄持ってゆくという事はほぼ出来ない。

■気合根性の話
注:ウェブサイトを頑張って作ると言うのは、10~20というレベルではなく、数百サイトというレベルです。
劣化版コピーでは全く効果が出ない。95%はそもそも取り組まない。
残り5%のうち4%は圧倒的に作業量が足りない。
多少なりとも結果が出せるのは残り1%。

■最も大切な事
キーワード選定(顧客の池を見つける)
どうやって売るか?は問題でない。誰に売るかにフォーカスする。
誰が売りに行っても買ってくれる顧客はどこの池に居るのかを探す。

■こんな話をされるが無視しよう!
みんな好き放題言う。例えばくまおさんの扱う化学品の場合は下記だった。
⑴メーカーに持ってゆけばいい
⑵ゼネコンに持ってゆけばいい
⑶住宅メーカーに持ってゆけばいい
⑷建材メーカーに持ってゆけばいい
⑸家具メーカーに持ってゆけばいい
⑹特別な製品なのだから代理店展開すればよい。
⑺業界の偉い人が知り合いだから紹介してあげる(聞いてみる)
⑻商社に頼ると横取りされるからやめた方がいい(そもそも、商社は興味が無いのでそういうレベルではない。)

■ありがた迷惑のアイデアは実行プランが伴わないので関わらないニッチな商品だと「代理店展開」と言い出すが、まず無理。下記の様な事を言い出す奴がいる。

エリア制を敷いて、代理店各社で販売してもらう。
・どうやって代理店募集するのか?⇒知っているネットワークを持っているFC等に声をかける
⇒どうやって声を掛けるのか?
・募集した代理店の管理は?⇒皆経験がない為ノープラン
⇒広告費は?広告媒体は?⇒ノープラン

■零細企業は広告やPRにお金を払うという概念がない。
製造業の為、PR、広告にお金をかけるという認識がほぼ無く、費用感の乖離があり全く話ならず。

■営業方法
・訪問営業は基本的には諦める。(交通費が無いので)
・ウェブで集客する。
・横取り営業

●ライバル業者の代理店にDMを送り付ける。
ライバル商品⇒弁護士よりクレームが入る。オーナーがビビッて手を引く。(DRM参考)
※数社の反応はあった

■web実行プラン
●業界地図をAmazonでポチる
過去の問合せ履歴を参考にして、同業種に横展開。
メールフォームにアタック開始。
多くの企業は、メールフォームで営業されることがそこまで多くなく、たまに引っ掛かる。
※業界団体を見つけて、会員リストをひたすら探す。
⇒たまに引っ掛かるので、当初は面談。(基本的には来社してもらう)
情報をヒヤリング。

●ステマ(横取り集客)
ステルスマーケティング。(マッチポンプ営業)
他社の悪評を探して拡散。
検索サジェスト対策。

●Wikipedia等の書き込みステルス
⇒何社か引っ掛かった。

●サジェストスパム

●ロングテール対策をひたすら行う。
これが一番大事。とにかく無限大に作業。
延べ数百サイト数千記事は書いたと思う。

上記を行う様になり、徐々に問合せが入る様になる。
入ってきた問合せ、ウェブ流入ワード、サジェストワードから第3者誘導が良い場合は、都度ステルスブログを作成。
また、公式サイトの他にブログを作成し、問い合わせ内容に即した製品テストや記事を随時公開。

法人向けのSEOの方が個人向けよりも難易度が低い。基本的には法人需要に狙いを定める。

■サンプル出しの実体験から学ぶ
無償サンプルは望ましくない。理由は下記
①無料なので、感度が低い
②そのまま、研究者のテーブルに放置される

零細企業の商品の場合、研究者側にどうしても欲しいという動機が無いと研究が進まない。
こちらから、無償提供やお願い営業しても優先順位が低く検討テーブルにはまず乗らない。その為、研究者側から資料請求をさせ、且つ有料でサンプルを購入してもらう状況を意図的に演出し作り出す。

■使っているツール
◎関連キーワード
◎シミラーウェブ
◎googleアナリティクス
◎サーチコンソール
◎jetpack

99%の人が脱落するので、結果が出るか、心が折れるかのチキンレースとなる。
零細企業資金ゼロのウェブ戦略は気合根性の世界。

■現在の行動
日本国内からのお問合せは定期的に取れるようになった為、同じ内容で海外展開。
専門業者に見積り依頼をしたところ、翻訳だけで1千万円以上の見積もりが出てきたため断念。
Amazonで海外向けのウェブ書籍を買いあさり自力でチャレンジ。(ほぼBtoCの事しか書いてないけど・・・)

まずはアメリカからスタートし、ASEAN各国のサイト作成完了。コロナショックの3月中頃からスタートし6月初めの段階で、30か国分のサイト完成。
基本的には人口ボーナスが今後発生する地域を中心に対策。

google翻訳、エキサイト翻訳を使用。
超ニッチワードでのSEOなので、多少の言語間違いや言い回しの不自然さがあったとして、現地検索エンジンでネイティブ表示されるのではないかと想定。
ちなみに、書籍には「翻訳精度が低いので使わない方が良い」と書いてあるが、じゃあどうするんだ?と。1千万円も出せないよと。

この辺りは誰に聞いても知見のある人がいない&youtubeにも動画が無い&書籍もない&業者に聞いても専門外と言われる&JETRO役に立たない、という感じだったので、今までの知識を紡ぎ合わせて自分で仮定を作り実行。

本日現在でアメリカ向けサイトは現地検索サイトにインデックスされ、サーチコンソールで検索ワードの収集を始めてくれた。
その他各国語はまだ閲覧数0のものも多い。というかほとんどのサイトがゼロ(涙)

制作スピードは概ね2日で3言語サイト分という感じ。1サイトは大体50~70ページくらいのボリューム感。
外注だと年単位でかかりそうな作業量だが、自分でやると結構早く終わる。ページ校正の指示出し等をしなくてよい為だと思われる。
くまおさん、サイト作るのめっちゃ早い。というかさすがにこれだけサイト作っていれば早くなるわという感じ。

ちなみに、くまおさんはウェブ会社では働いたことのない営業マンであり、外国語は喋れない。ウェブ言語やプログラムは分からず、HTMLも書けない。
アナリティクスやサーチコンソールの分析も詳しくなく、検索キーサードくらいしか見方が分からない。
それでも、頑張ればこの位実行できる。多分、ウェブを生業にしている人よりもサイトの制作量は多いのではないかと思う。

くまおさんのまねをしたい人はまずはアフィリエイターになる事から始めてください。それが最も近道です。