運動が得意な人って実はマイノリティじゃない?

秋と言えば運動会です。
先日、くまおさんの長男と次男が運動会だったので出かけてゆきました。

長男はガチ文系(趣味:漫画)、次男は甘ったれ(趣味:ゲーム、Amazonプライビデオ)であまり運動が得意ではありません。次男はサッカーをやっており、試合では得点を決めたりするので、結構運動が得意なのか?と思っていたのですが、走り方がどんくさいです。

くまおさんは運動が得意でした。学校では一番足が速く小学校の頃に参加していた市民体育大会では100メートル走で3年生から6年生まで金メダルでした。また、中学校の体育祭の記録には幾つかくまおさんの名前が残っており、いまだに記録が破られていません。
ですから、運動が出来るという事が普通であり、出来ない人の気持ちが全く分かりませんでした。

ところが、子供たちと触れ合う中で色々と認識のズレがあることが分かってきました。
くまおさんも人並みに「運動くらい出来なくちゃね!」とか「学生時代は運動部で汗を流してほしい」とか「チャラチャラしてんじゃねぇ!」と思ったりします。
でも、子供の運動会を見てハッとしました。なぜなら、子供たちのほとんどがどんくさかったからです。走り方がカッコ悪い子だらけでした。

これは現代っ子の運動能力が低いとか、そういう話ではなく、きっと昔からそうだったのだと思います。くまおさんが気が付いていないだけでした。

今まで運動が不得意な人がマイノリティだと思ってきたくまおさんはハッとします。

「もしかしたら、運動というのは不得意な方がデフォルトなのかもしれない・・・。」

思い返してみれば、くまおさんの中学校男子同級生は約100人であり、そのうちメジャーな運動部に所属していたのはおそらく20~30名程度です。残りの7割は運動系ではありませんでした。当然運動部でも足が遅い子や、どんくさい子は存在するわけであって、それなりに運動神経が良いという事になると、おそらく10~15人くらいだと思います。

という事は運動が得意な人と言うのは全体の10%程度しかいないという事になり、完全なるマイノリティです。しかし学生時代は運動が得意な人は目立つのでマイノリティ扱いはされません。大人になってから気が付いた衝撃の事実でした。

ところが、親と言うのは勝手なもので自分の子供には「運動部で汗を流す」キラキラ系を望むのです。自分の子供がそれに該当しないと分かってくると何故なのか?と悩んだりします。そりゃあ10%位しか該当者がいないのだからほとんどの子は運動系キラキラ男子にはならない訳です。
くまおさんは自分が運動ができる側だった為に、完全に見落としていました。

社会的にも週末にランニングしているキラキラ系経営者がデフォルトの様な雰囲気が出ていますが、スポーツを日常的に実行している人の方が明らかにマイノリティだよなと納得しました。

会社の健康診断でお医者様が言う定型文。

「ストレスのない生活と、適度な運動を心がけてください。」

というアドバイスはほぼ無意味だね。だって、みんな運動は不得意なのだからやらないよ、きっと。

ちなみに、くまおさんは運動があまり好きではありません。なんかね・・・汗をかくのが嫌いなんだよね。