ギブソンがチャプターイレブン

日本語で訳すと倒産という事になっているようですが、民事再生手続きってところですかね。
往年のギターファンからするとまあまあショックな内容です。くまおさんはギブソンは保有したことが無いのですが、やはり憧れのギターはギブソンですよね。

少し前にこんな記事を書きました。
アメリカ製ギターがそんなに良いとは思えない?

ある意味当たっちゃったし、ギブソンの民事再生というのは、そう思っている人が実際に多かったという事ですね。

くまおさんが学生時代にはフェンダージャパンが存在していたので、フェンダーはそこまで手の届かない存在ではありませんでした。しかしギブソンは違う。
廉価版としてエピフォンは存在していたものの、あくまでもエピフォンです。ギブソンとデザインが同じでもそれはエピフォンであり、違うものだったのです。オーヴィルという日本専用のブランドもありましたが、それはギブソンではないので興味がありませんでした。

「いつかはギブソン」という感じです。

でも高いよね。
くまおさんが学生の当時に、最もメジャーなレスポールスタンダードが新品20万円ちょっと位だったと思います。中古でも15万円位~だったかな~。
くまおさんが大事にしているリッケンバッカーを購入した際に本当に欲しかったのは、ギブソンレスポールスタンダード(チェリーサンバースト)だったのです。でも予算が12万円しかなかったので手が届かなかった。リッケンバッカーの中古やフェンダージャパンだったら手が届いた。そんな時代でした。

最近またギター熱が復活しているくまおさんですが、今のレスポールはレギュラーラインで30万円位がデフォルトですね。高いよ・・・。
今どき誰がそんな値段で買うんだよ・・・もうバンドブームじゃないし。と常々思っていました。

でも、あの光輝くギブソンのブランドロゴは、くまおさんにとって何ものにも代えがたい価値があるのです。やっぱりギターの最高峰はギブソンだよ。

おそらく、どこかの資本バックアップがついて、ブランドは残りギター生産も続けると思います。だからそこの所は特に心配していない。
でも、絶対に値上がりするよね。なんでこう海外ブランドってドンドン値上げするのかな?
ロレックスも昔に比べてものすごく高くなってますよね。円高に乗じて値上げして、円安になっても価格維持なので、結果的に値上がりするんですよ。

アメリカ人の工業生産品は生き残れない流れなのかもしれない。やっぱり雑だもの。これは気質の問題だし、アメ車が売れないのと同じ理由だと思います。

弟の家にギブソンがあります。

個人取引で3万円位で手に入れたらしい。SGのゴールドトップです。手に持った感想としてはとても安っぽい。安価なシリーズらしいのですが、それにしてもくまおさんが憧れたギブソンとは程遠いギターでした。ボディは分厚い層で何だか分からないけれども、持った瞬間に分かる安っぽいネック。1万円で売っている安価ギターと同じ様な質感でした。
音の違いなんて全く分からないくまおさんですが、工業製品の質感の違いは判ります。
ギブソンは所有したことはないけれども弾いたり触ったりしたことはありますし、一時期レスポールカスタムが借り物として我が家にあったこともあるのでなんとなくわかります。

そんな安ギターでもギブソンのロゴが入れば10万円位の値段はついてしまうわけだから、そんな殿様商売ではダメになっちゃうよね。