漫画家になりたい!

我が家の10歳の長男が漫画家になりたいと言っています。
基本的に無気力な長男ですが、それだけは強く思っているようです。
漫画家の名前を言うときは「先生」と敬称をつけます。リスペクトしています。

「〇〇先生は天才だわ~」「こんな設定を思いつくなんて〇〇先生は凄いな~」などと言っています。

そんな長男の名前が、有名漫画雑誌に載りました。

経緯として、今年の初めに漫画を描くための道具をおこずかいとお年玉で買いに行きました。そして、漫画雑誌のコンテストに応募したのです!

10歳の長男からすれば、道具は決して安くありません。ペンは数百円だしスクリーントーンも1枚200円位です。修正液やらインク等をすべてそろえると少なくとも2,000~3,000円位にはなります。

小学生にとっては大金です。
幸いにしてくまおさんは大学で建築を学んでおり、雲形定規や三角定規、インクペン用の溝が付いた定規や消しゴムかすのブラシの道具を多数持っていたので長男い授けることが出来ました。

親からの支援として、「まんが家入門」という子供向けの漫画の書き方本をAmazonで注文して渡しました。これもよく目を通していましたね。

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そして15ぺージの漫画を描き上げ、出版社に宅急便で配送したという次第です。ちなみに宅急便代はくまおさんが出してあげました。

宿題はあまり得意でなく長時間机に向かう事が苦手な長男ですが、漫画を描く際は一日中机に向かっています。
弟のサッカー大会に連れて行った時は漫画セットを持参し、屋外のベンチで執筆活動を続けていました。

漫画コンテストで入選は出来ませんでしたが、大好きな漫画雑誌に自分の名前が載ったことで、「歴史的な快挙を成し遂げた!」と言い、テンションが上がりまくった長男は飛び跳ねて喜んでいました。

沢山褒めてあげました。

実際に自分のお金を投資して、新しい事を始めたのは素晴らしい事です。多くの人は始める手前で何かしら理由を付けて実行できません。ですから行動するだけで上位数%に入れます。学校の勉強で上位数%に入るのは結構大変ですが、しかし行動するだけで上位入りできることは実は沢山あります。

長男の漫画のレベルは当然低いです。
漫画と呼べるレベルではないかもしれません。でも、「実際に行動した事」がとても素晴らしい事です。何度でも褒めてあげようと思います。

余談ですがくまおさんの元クラスメートが有名漫画雑誌に連載を持っている漫画家です。卒業以来会っていなかったのですが、先日飲み会があり久しぶりに再会しました。
その際に長男が「行きたい!」というので連れてゆきました。

長男
※基本的に漫画家をリスペクトしている為緊張している。
「・・・売れる漫画を書くためにはどうしたらいいです?」
漫画家
「それが分かったら苦労しないよね(笑)。今“おもしろい”と感じていることを忘れない様にする事が大切かな。」

その時に持っていた、くしゃくしゃになった折り紙にサインとメッセージをもらって額に入れて飾っています(笑)