コロナ禍で「訪問伺いメール」ってどうなの?

コロナ禍で訪問営業が出来なくなり困っており営業マンが大量にいます。その状況はとても良く理解できます。くまおさんも営業マンですし、前職では訪問する事が前提の営業をしていたので、訪問できなければ商売あがったりだという事でした。

幸いにして現在は、新規開発営業にも関わらず、ネット集客で見込み客が集まり、且つ先方から必要があれば先方から訪問してきてくれるので、コロナによる営業の不安はありません。

そんな中、くまおさんの会社に訪問営業の連絡があります。リモートワークが進んでいるので、恐る恐る聞いてくる感じです。その彼ら、彼女ら営業マンはかたくなに直接訪問を希望してきます。ただね・・・・・今どきね・・・コロナ禍でね・・・。わざわざ来るか?と。

来ないと押し込めない(売りつけられない)商品だから、訪問してきたいのは分かります。ただね・・・。訪問しなくてもいい理由が沢山あるこの時代に、わざわざ来なければいけない理由って何よ?それって、お宅の都合だよね?その行動経費が商品代金に上乗せされるわけだよね?思ってしまうのです。

例えば営業システムの提案だったり、ウェブ集客の見直しだったりするわけですが、その効果が本物ならば、わざわざ訪問しないでウェブで集客契約すればいいじゃないと感じてしまうので、全く説得力がないわけです。

とは言っても、実は世の中その様な商品だらけです。不要不急の商品、サービスがほとんどなのです。それが経済を回しているという事実があります。テレビやSNSで自粛を叫んでいる人たちは、そういった事をあまり理解していないのではないかと思ってます。一般に生活していると触れる事のない法人向けの商品やサービスは沢山あります。

「そこでまやらなければ売れない商品やサービスならば、そんな会社はつぶれてしまえ。社会に求められていない不用品だ。」

みたいな事を言う人がいますが、そういった事を言っている人は、ただ、知らないだけで、間接的に使っていたりします。ヤマト運輸の顧客管理ソフトはエンドユーザーには直接関係ないけれども、みんなが購入する通販配送には必要なシステムだったりします。そのシステムが無ければ、翌日に届くはずの商品が1週間経っても届かないかもしれません。

例えば、そのシステムバージョンアップは社会的には不要不急かもしれないけれども、googleの自動運転に対抗するために、新しいシステムを検討、導入しないと将来的に仕事が無くなってしまうかもしれません。こういった事は我々エンドユーザーにはよく分からない経済活動ですが、本当に制限していいのでしょうか?だめですよネ?絶対に。

iPhoneだって試作段階では、こんな高いもの誰が買うんだという反応だったわけです。本当に不要なサービスも沢山あります。そして、むしろその方が多かったりします。別に配送業者はヤマト運輸だけ存在すれば、他の会社は要らないよね?という事にはなりません。

いま、要らなくても売るんです。生活するために。価値が無くても、価値がある様に演出して売るんです。そういった事が実社会では沢山存在します。それが多分に経済を回します。

くまおさんの会社は建設業許可を持っているので、建築系の営業も入ってきます。盛大なギャグなのかな?と思った案件があります。それがアキュラホーム。知らない方の方が多いかもしれませんが、埼玉県でそれなりに住宅を建てている住宅会社です。この会社は昔から、セールス方法や工法等を同業者に向けてコンサルしています。

そんな彼らから、ウェブ集客方法を教えますというDMがFAXで届きました(笑)バカなのかな?ねえ、バカなのかな?

分かりますよ。その気持ち。特に地場工務店や建設業者はウェブリテラシーが低いので、メール広告は届きにくく、郵送DMは直ぐに捨てられてしまう。コストが安く、社長がたまたま手に取る可能性が高いのがいまだにFAXだという事はよく分かります。しかし、それは上記の営業手法はギャグです。とは言え、そういった事がよく分からない顧客層がコンサルを受けたりするので、意外と契約になるのだと思います。だからこそ、ウェブ集客方法を教える為に自らはFAXで集客するというギャグが発生するわけです。

話を戻して・・・訪問伺いメールってあまり効果ないと思います。