ギターを買っておいてよかったなという話

ギターの値上がりがえぐいです。コロナ禍の影響で特にヴィンテージギターが高騰しています。肌感覚ですが、ここ5年で倍くらいになっているのではないでしょうか。

くまおさんは1990年代にギターを始めて青春を過ごしてきました。その後結婚して10年以上ギターを触らない期間があり、押し入れの中からリッケンバッカーを引っ張り出したのが多分5~6年前くらい。

学生時代はネットの情報もなかったので、メンテナンス方法もわからず買ってきたギターをそのまま弾いていました。久しぶりに引っ張り出したリッケンバッカーは塗装がべたついていて状態最悪。リッケンバッカーの販売代理店に対処方法を聞いてみても、塗装を全部はがしてやり直しと言い出す始末。そんなことしたら10万円以上かかる高級ギターなので、その金額で新しいギターが変えてしまうという意味不明な事態でした。その後ネットで色々調べて、素晴らしいギターポリッシュを発見し、無事塗装が復活して現在に至ります。

さて、その頃から当時のギター熱に再度火がついてしまい、社会人なのでちょっと小金がある事もあり、当時あこがれたギターを買いだすようになりました。90年代のJPOPギターヒーローといえば、布袋寅泰、松本孝弘を筆頭に、hide、ラルクのken、ジュディマリTAKUYA、SUGIZO、HISASHI等々沢山いて、ESPやフェルナンデスからシグネチャーモデルが大量にリリースされていました。今思えばそれらが底値になっていたのが多分2016年位まででしょうか。90年代当時はギター二束三文でヤフオクで投げ売り状態だった遠くしています。本当に人気がなくギターがダサいイメージすらありました。バイクも同じ感じでしたね。

当時定価10万円のギターが2万円以下とか、そんな感じヤフオクで取引されていました。くまおさんは2018年のAmazonプライムセールでfenderMIJのピンクペイズリーが54,800円で投げ売りされていたので買いました。この頃はまだまだギターが安かった。これはめっちゃ弾きやすい。

60年代のヴィンテージギターも10万円以下で購入できるモデルがまだまだありました。ところが、コロナ禍以降相場がどんどん上がり続けています。今の相場ではもう買えません。

そんな中、あまり上がらないギターがあります。それが・・・ギブソンレスポール(スタンダード、トラディショナル、クラシック)です。ギブソンのど真ん中機種。これが意外と値上がりしていません。くまおさんが90年代に中古で買おうと思うと大体14万円~といった感じでした。90年代のギブソンはすでにプレヴィンテージギターとして価格が上がり始めているので、それとは比較できませんが、例えば2016年レスポールなんかだと10万円中頃~後半くらいで購入可能です。最近はヤフオクやメルカリなどでの売買も盛んで、それらで探せば10万円台前半で手に入ります。定価は30万円を優に超えるのでかなりの値下がり。

ただし、ギブソンレスポールカスタムは別。2019年までは20万円台以下でレスポールカスタムも手に入りましたが、現在ではほぼ倍の相場。年々上がっています。

最近驚いたのが70年代のフェンダーUSAが爆上がりという事。少し前まではラージヘッドがダサいギター筆頭だった気がしなくもなりません。くまおさんが学生時代に中古ショップに並んでいたときは場合によっては10万円以下だったと思います。もっと安かったかも。

ところが現在では余裕の50万円オーバー。今まで70年代のフェンダーをボロカスに言っていた人が手のひらを返しまくっています。まもなく100万円を超えるのではないでしょうか。

くまおさんは今のギターブームが始まる少し前にギター業界に戻ってきたので、割と上手にギター手に入れることが出来ました。主だったところは大体そろったなと。ギブソン、フェンダー、リッケンバッカー、マーチンその他いろいろ。これらも廉価版ではなくちゃんとスタンダードレベルの品。2022年現在の相場ではもう買えない。絶対に無理。多分、倍の値段を出さないとどれも手に入らないでしょう。

いや~本当に買っておいてよかった。もうね、買えないよマジで。次はなんだ、クロムハーツとか爆上がりするのかな?