殿様営業

くまおさんは現在メーカーを運営しています。
お問合せいただく多くの会社は紳士的ですが、中には高圧的な方も存在します。

メーカーの方でも、「ウチで検証してやるからサンプルよこせ。」という上から目線の会社もあれば「買いますので少量サンプルを売ってくれませんか?」という会社があります。
多くの場合は丁寧なアプローチをかけてくれます。
そして、上から目線の会社の場合くまおさんは相手がどんなに大きな会社でも売りません。理由は簡単で「嫌だから」です。

これは単純にその瞬間だけの事を言っているわけではありません。
おそらくその担当者は今後も同じ要求をしてきます。それに毎回付き合うのは真っ平ごめんです。商社の中にも上から目線でいきなり卸値提示を要求してくる会社があります。そういった場合も定価しか提示しません。商社は商売慣習上「商社卸値」が設定されます。商社であるというだけで卸値が設定されるという意味不明な習慣です。

商社の言い分としては「お客様から問い合わせがあり、商社からお客様に販売する為、定価で仕入れたら利益が出ない」という事ですが、それは弊社には関係のない話です。じゃあ、お客様が直接弊社に問い合わせして来ればいいだけの話です。

くまおさんは元々仕入れや物流に携わった仕事はしてきていないので、そんな慣習は知ったことではありません。定価で買わないなら売りません。アップル社の製品はみんな定価で買うのにくまおさんの会社の製品は定価で買わないというもっともな理由が見当たりません。

このくまおさんの営業スタンスは同ビジネスのオーナー陣に中々受け入れてもらえませんでした。しかし今ではそのやり方で売り上げを上げるようになった為誰も何も言わなくなりました。

これほどまでに強気で価格提示できる理由は独自製品だからです。代替品が存在する場合難しい交渉になりますが、そういったものが存在しない製品の為、弊社から以外購入する事が出来ないのです。だからとにかく強気で交渉します。

独自製品は良い反面、そもそもマーケットが存在しない為新規開拓に多量のエネルギーと時間、コストがかかります。それを乗り越えたからこそできる営業手法です。

くまおさんが取り扱う商品やサービスの中には、汎用的なものもあります。この場合仕事の発注権限が顧客側にすべて握られている為強気の交渉が出来ません。その為、顧客に応じて態度を変えながら営業してます。

やっぱりね・・・材料系のメーカーが一番いいと思う。やってみて感じる。