妙だな・・・と考える癖って超大事

意識しないと身に付かないのか?そもそも才能的な話なのか?その辺は定かではないのですが、妙だな・・・とか、何かがおかしい・・・と日常的に感じたり、考えたりする癖はとても大事です。

「妙だな・・・」と言うのは、コナン君が日常のひとコマを疑うシーンで登場するセリフです。

当たり前の事を、さも当たり前ではないかの如く発信して、相手からの信頼を得る手法があります。エセ占い師や営業マンが日常的に使用している手法で、コールドリーディングと言います。多くの人はこれらの手法に翻弄されて日々過ごしています。くまおさんも例外ではありません。ただ、自分自身が営業マンであり、同じ手法を使っているので、気が付くこともままあります。また、怪しいな?と直感的に感じることも結構多いです。

なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて

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正直なところ、この本を読んだくらいでは全く身に付きません。その後にかなりの数を実践で使わないと実際には使用出来るまでにはなれません。くまおさんは幸いにして、前の会社で中小零細企業社長相手の法人営業や、DM作成をわんさか実行できる環境にあったので、大分身に付いたと自負しています。

また、これらを組織的に行っているのが、古くは軍であり、新聞社です。また広告代理店やPR会社もそれらを生業としています。詳しくは本を読んでもらった方がわかると思います。

さて、最近多くの人が騙されているのはコロナですね。前に記事でも書いたのですが、こんな感じ。

  • コロナウイルスでは高齢者が重症化しやすい。
  • 日本では若者の死因の1位が自殺である。

高齢者はコロナウイルスに限らず、骨折でも、風邪でも重症化しやすいし、そもそも若者は病気で亡くなる確率は低いので相対的に他の年代よりも自殺が上位になる。自殺者絶対数はむしろ若者のほうが低い。最も多いのは50代で10代の500%である。(2018年データ)先進国はどこもで大体傾向は一緒。

また、直近だと日本学術会議も明らかにミスリードを誘おうとしている朝日新聞と毎日新聞の砲撃です。また、GOTOトラベルに伴う作業員の日当が4万円という記事も同じような匂いを感じます。ただ、なかなか多くの人は気が付かないようです。しかし、日本人の多くが「妙だな・・・」と気が付いた事件が最近ありました。

石原さとみ結婚!です。これはもう事件です(笑)

発表によると、お相手は一般会社員であり、社長でもなければ役員でもないとの事。そして、友人夫婦の紹介で出会ったと発表されました。これが、もしも石原さとみではなく普通の人だったら誰も気にも留めないと思うのですが、このニュースに関しては多くの人が違和感を感じたはずです。さあ、分解してみましょう!

まず、本当に一般人なのか?一般人と言ってもとても広いのですが、ここでは普通の人が考えている一般人(年収が400~700万位で、地方国大、早慶上智卒の上場メーカー社員位が上限でしょうか)を基準とします。まず、一般人は石原さとみと出会いません。石原さとみを紹介できるような夫婦はきっと一般人ではないでしょうし、石原さとみを紹介される側も一般人ではないでしょう。常識的に考えて。

石原さとみだったら気が付くのに、なぜ日常では気が付かないの?

多くの人が「自分は一般人だけど、石原さとみと出会うチャンスは万に一つも存在しない」事を直感的に知っています。案の定、のちにゴールドマンサックス社員だと噂が流れました。知らない方のために説明すると、ゴールドマンサックスとうのはアメリカの投資銀行で平均年収で数千万、億単位の年収も珍しくなく、ボーナスが数千万という事がありうる会社です。くまおさんが以前に仕事でからんだ中小企業の社長(2代目)が元ゴールドマン社員でフェラーリに乗っていました。当時30代前半。投資銀行ってなんぞやというのは各自調べてください。くまおさんはこの本が好きです。

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これらの違和感はとても大事な感覚です。多くの人は辻褄が合わない事を直感的に感じる力を持っています。(持っているはずだと信じています。でも持っていない人もいるのかな・・・)しかし、そのヒントが小さかったり、周りの雑音が大きいと見逃してしまいます。

故に、コロナに関してはまだまだ「妙な事」に気が付かない方が多いようです。確かに雑音(マスメディア)が大きすぎることは大きな要因です。

折角なのでいくつか事例を上げます。コロナ禍以降マスク装着がデフォルトになりました。当初はマスクがどのくらいウィルス飛散を防ぐのか、マスクの性能にかなり焦点が当てられていました。そこに、アベノマスクが登場して、反体制のマスコミが一斉に非難しました。「布マスク、小さい」「布マスク、高い」「布マスク、ウィルスシャットアウトしない」と。

ところが、2020年10月現在マスクは性能では語られません。エチケットやファッションとして扱われだし、ただの布で、ウィルスカット性能はゼロのマスク型フェイスガードに対して誰も疑問を持たなくなりました。実際には、ファッションブランドが作っている既存の布マスクはウィルスはおろか花粉すらシャットアウト出来ないと思います。そうなってくると、もはやマスク自体に意味がないかもしれない訳ですが、その事はだれも「妙だな・・・」とは考えません。

昨日お仕事でお会いした千葉県70代の主婦の方が、「今までインフルエンザ予防接種は打っていなかったんだけど、今年はすぐに打ったわ。打っておかないと周りから何を言われるか分からないから・・・」とか言っているわけです。もう、当初の目的とは変わってきています。

当社は一部旅行代理店事業を行っているのですが、先日秋田の旅館(当方からお客様をご案内する予定の宿:すでに予約済み)から電話がありました。

「秋田在住のお客様から、〇日に宿泊予定だが、もし東京からの宿泊者がいるならキャンセルさせろ。と言ってきまして・・・どういたしましょう?」などと言ってくるわけです。その電話をする地元の方もどうかしていますし、それを旅行代理店である当社に電話してくる旅館もイカれています。コロナに関しては正常な判断が出来ないようです。

くまおさんの担当の美容師さんが青森県の数千人の港町出身で、9月に予定していた地元での結婚式を来年の3月に延期しました。旦那さんも同郷出身で2人で東京で暮らしています。しかし、地元では東京人の2人は完全に避けれられており、10月に結婚式の打ち合わせでホテルに行くけれども実家には帰れないし、ホテルも出られない、友達にも会えないそうです。なお、東京から地元まで7~8時間かかります。その地域では東京の人と接したら、2週間職場や幼稚園、学校に行ってはいないそうです。完全に人権侵害です。なお、めっちゃ田舎です。

義姉が福島県郡山市に東京から嫁いでいます。郡山市は十分な都会ですが、ここでも東京に行ったり、東京の人と接した場合、幼稚園や学校に報告の義務があるそうです。その為、義母は孫に半年以上会えていません。

もしもこれがエイズだったら完全なる人権侵害です。「エイズの人と交流があったら2週間学校には来ないでください。」「レズビアンの人と握手をしたら会社に報告義務があります。」などと言ったら政権が倒れるレベルです。しかしコロナではそれらが当然のように行われています。

福島原発事故による福島差別の事はもう記憶にないのか、それは別物ということで思考がブチッと切れているのか、言動が全く一貫していないし、辻褄が合いません。今でも福島産の魚介類は世界中で差別を受けており、漁業関係者の皆さんが放射能全量検査していたり、原発排水を使用して魚を飼育してみたり、必死に安全性を訴えても、当事者である福島のみなさんがこういった状況では、魚介類の安心(心理的な障害)を乗り越えることはなかなか難しく、乗り越えるというよりは、忘れてもらうしか方法はなさそうです。しかし、原発事故を忘れる人はほぼいないので、実際のところ、完全復活は難しいと思います。

ここでは科学が無視されています。気持ちが大事だ!とか言う人は科学者を冒涜しているということを認識したほうがいいと思います。

福島差別が今後も続くということが、福島の方自身で証明されてしまった事にほかなりません。これも、想像力と思考の階層が関係していると思います。連続性を認識できない人が多すぎるのではないでしょうか?本当に疲れる・・・。

上記の様な事象は東京ではあまり感じません。いや・・・感じるか・・。少ないとは思う。(西多摩以西は結構感じます。)やはり、地方や田舎に行けば行くほど、年齢が上がれば上がるほどその傾向が強いのかもしれません。これは情報入手の手段がオールドメディア(新聞やTV)だという理由が大きいでしょう。

それと、数学をある程度学んでいれば数字のカラクリで「妙だな・・・」と感じると思いますので、数学が苦手で都市部での就職は諦め、低所得の田舎で就職しているという実情もあるかもしれません。なお、これらも確率の話をしているので、誰かを貶しているとか、偏見がどうとかそういう話ではありません。

田舎の排他的な面がコロナ禍で浮き彫りになり、これからますます地方は人口が減ると思います。穏やかな田舎暮らしというのは幻想なのかもしれません。東京ばかり人口が増加する理由が良く分かった気がします。隣組、村八分、中国共産党にも似たような仕組みが昔あったようです。

オールドな価値観ではサザエさん一家が理想とされていますが、もしもカツオがコロナにかかったら、サブちゃんと花沢さんから町中にその噂が広がって出歩けなくなるでしょう。くまおさんは「アナゴさんのクズ野郎っぷり」が大好きで、サザエさんを見ているのですが、見るたびに「この街には住みたくないな~」と感じています。でも、誤解のないように。サザエさんは好きですよ。

さて、欧州ではスウェーデンがロックダウンをせず、マスクもせず、外出自粛もせず、当初世界中のメディアが叩きまくりました。ドイツやイギリスが称賛され、感染者を島に隔離したニュージーランドが絶賛されました。ところが、今はスウェーデンが最も感染拡大が収まっています。しかし、叩きすぎてしまったメディアはもうスウェーデンには触れません。見なかった事にしているようです。ここでも「妙だな・・・」と考えて、スウェーデンの実情を調べようという個人の動機があっても良さそうなものですが、あまり関心がないようです。

もう、世田谷モデルの話は誰もしません。

ついでなので、こんな話も。「社長には長男が多い。長男は家庭の中で自然と統率する力を身に着けている」というコールドリーディングがあります。もっともらしく聞こえますが、これはただの確率の問題です。

日本では経営者は圧倒的に男性が多いです。そして、男性の中で人数が最も多いのは長男です。次に多いのは次男、次は三男です。分かりますか・・・?

一人っ子は長男です。そう、最初に生まれる子が長男なので、次男以降よりも単純に数が多いのです。長男がいなければ次男は生まれません。

ですから、「スポーツ選手には長男が多い」とか「芸術家には長男が多い」とか、「既婚者には長男が多い」とか・・・全部コールドリーディングです。それっぽく言っているだけであり、ごくごく当たり前の話なのです。離婚者にも長男が多いだろうし、未婚者に長男が多いはずです。大女優には長女が多いとかね(笑)

実はこれ、高校時代に物理の先生に教えてもらった話です。この先生には「ピアノの調律師は日本に何人いるか?」という問題も教えてもらいました。気になる人はネットで解き方を調べてみてください。有名な問題なので多分どこかに落ちていると思います。

いま、少し調べたらフェルミ推定というそうです。流石物理学の先生ですね。

こんな話もコールドリーディングですね。「日本大学は最も多くの社長を輩出しています。」そりゃあそうです。最も学生数が多いのだから。

日常で「妙だな・・・」とか、「辻褄があわないな・・・」とか「何かがおかしい」と気が付くことはとても大事です。日本の国家予算は年間で100兆円です。なお、1兆円は10,000億円です。ですから、「桜を見る会」とか「森友学園」とか「日本学術会議」とか「日当4万円」とか・・・これはもうね・・・誤差の範疇です。10億円というのは国家予算の10万分の1です。(計算間違ってたらごめんなさい)サラリーマンの生涯賃金が2~3億円ですから、それらと比べたら当然大きい金額ですが、比率をちゃんと認識して考えなければ大局を見誤ります。マスメディアで記事を書いている人は当然そのあたりの規模感は分かって記事を書いているはずです。しかし、一般人の常識とはかけ離れた額なので多くの人が感情的に勘違いするだろうことも分かって記事を書いているのです。そういった、意図的な誘導には気を付けなければなりません。

おそらく、もっともっと巨額な利権や不正は山ほどあるでしょう。くまおさんの親友が東京の割と大きい自治体の職員なのですが、彼曰く「一般の人は知らない様な天下り団体が今でも星の数ほど存在していてる。そして、そられ天下り先を作れる人が出世する構造がいまだにある。」と言って日々やる気を失っています。彼は建築系の部署にいるので、令和の時代でも昭和ながらの利権が凄いそうです。

彼は元々居酒屋で働いていて、その後の転職組です。いくら嫌でも前に比べて条件が良すぎて辞めるという選択は出来ないそうです。

それと、くまおさんが先日「2~3年後に急激に景気が悪化する」と書いた内容にTwitterで少々ご質問をいただきました。自身の備忘録としてそう考えている理由を書いておきます。

コロナ禍で数か月間経済が世界的にストップしました。リーマンショックの際もハレーションは起こったわけですが、当時は金融システムの破綻だったので、実経済は一応動いていたわけです。ところが今回は実経済が止まっています。くまおさんの会社では幾つかの階層の顧客があり、旅行(BtoC、BtoBtoC)、住宅会社(BtoBtoC)、化学(BtoB)です。もっともダメージが大きいのがBtoCです。要するに一般顧客の消費減退です。次がBtoBtoC、これは一般顧客へサービスや商品を売っている会社への販売。これはダメージが少し遅れてやってきます。最後がBtoBです。一番最後に波が来ます。

コロナ禍でこの3月決算はとりあえず対策が打てずに惰性で迎えた会社が多いと思います。そして、その混乱の中で今期の予算を上手に組めない、見込めない会社も沢山あったと思うので、今期も惰性で昨年の予算が継続している可能性がまあまあ高いです。そして、おそらく年明け頃から3月末の決算に向けて、「売り上げが足りない」「利益が足りない」「赤字になりそう」という事が確定し始めます。すると、会社側がまず、広告予算や営業予算、出張予算を絞り始めるでしょう。そして、翌年度の予算を大幅に絞るはずです。その中には当然人件費も入っているはずです。日本の雇用体制だと固定給の変更は難しいので、ボーナスの掛率が減らされます。そして、仕事をしない出来ないおじさん管理職の退職勧告もなかなか出来ないので、新卒採用がガッツリ絞られます。若者が割を食うわけです。ちなみに、くまおさんの就活時代は就職氷河期の最後の方で、建築学科だったくまおさんの時代はゼネコンが採用をぐっと絞られました。その結果、現在、大手ゼネコンでミドル層(35-45位)が圧倒的に足りず、空白が生まれています。お付き合いのあるゼネコン担当者と話をしていると会社から「他社からミドル層引っ張れないか?」と年中言われるそうです。

上記のような順番にお金が回らなくなってくると、2~3年後に個人のマインドがガッツリ冷え込むだろうなと予想してます。実際はもっと早いかもしれません。また、景気の良いときに使用していた攻めのサービス(広告費や新規開発費やその他もろもろ)の需要が落ち込みます。これは一般の方はあまり触れることのない製品なので実感はないかもしれません。

知人のビックデータを扱って営業に利用するサービスを運営している会社の社長は、これからの自社サービス需要減を心配しています。リーマンショックの際も2~3年遅れてダメージが出始めたそうです。今回はもっと大きいだろうと言っていました。

ただ、これまた新卒ブラック企業時代の同期(1部上場人材系会社の部長)曰くリーマンショックよりはマシと言っています。う~ん・・・よく分からないですが、いずれにしても好景気にはならないでしょう。

それと、リーマンショック時よりも日本人の所得は世界的に見て相対的に順位を落としています。一人当たりGDPは26位でヨーロッパ各国よりもずっと下です。2つ下の28位が破綻寸前のイタリア、30位が韓国、32位がこれまた財政難のスペインという事を考えると、もう日本人は世界的に見て裕福とは言えなくなっています。日本が下がったというよりは、日本が停滞している間に世界が豊かになったという事のようです。それ自体は歓迎すべきことなのかもしれません。

日本に魅力があるから外国人が来日するのか、値段が安いから外国人がたくさん来るのか?この辺りもちゃんと考えた方がいいかもしれません。もはや、アラフォー世代が小学生の頃に社会科で習った日本ではありません。

これまた全然話が変わりますが、昨日お昼にラーメンを食べていました。家系ラーメンで好みを選んで注文できます。

斜め後ろの20代くらいの女性が猫なで声で「えっーとー・・・麺の硬さ・・・普通・・・味わぁー普通・・・油・・・少な目で♪」と言っていてとても違和感を覚えました。

それ、油少な目って言えば一言で終わるじゃん~。