先輩の会社のウェブコンサルティングをした話

随分とお世話になっていた先輩が、そのお父さんと運営している零細企業のウェブコンサルティングを行いました。

ウェブコンサルティングなどと言う偉そうな事は基本行っていない(知人会社のECサイトコンサルはやってますが・・・)ですが、あまりにも境遇が似ていたので、くまおさんの実体験と知識をお伝えすることにしました。

先輩の会社は典型的な3ちゃん(父ちゃん母ちゃん兄ちゃん)企業で、お父さんは大企業出身の技術者。良い物を作れば勝手に売れるというタイプの方です。
先輩はガチガチの営業マン。同条件で戦った場合、実力はくまおさんよりも上です。

そんな先輩ですが、マーケティングや集客がからきしでなかなか新規開拓が出来ず、相談がありました。
ほとんど同じような境遇のくまおさんの会社は、3年くらい前から何となく結果が出始めているので、それを評価してくれており今回の話になりました。

大体5時間くらい、ほぼくまおさんが一方的に話をして終了です。
伝えた内容はこんな感じ。

①ウェブは気合と根性
②商品の良し悪しは、売れる売れないとはぶっちゃけ関係ない
③人脈はクソ
④誰かが売ってくれるという、幻想はさっさと捨てる(商社とか)
⑤異業種交流会には行かない(群れない)
⑥無償サンプルは出さない
⑦客先訪問はしない(自社に呼びつける)

具体的な実行プラン(膨大な量)を伝えて、あとは心が折れるのが先か、結果出るのが先かのチキンレースに突入してもらいました。

他力本願はさっさとやめて、自力で気合根性で殿様営業しましょうとお伝えしました。
もうね・・・くまおさんも色々やりましたよ・・・零細企業は他人の意見に構ってる余裕はないんでよ。ウェブの場合、他社の社長さんの意見とかホントに役に立たないので、気にしてはいけません。

出会いに感謝、誰からも学ぶことはある、みたいない標語は成功後に言えばいいので、我々の様な零細企業はどうやって逆張りして、地べたを這いつくばって、ライバル企業から、ばれない様に横取りするのか、という様な育ちの悪い営業をしなければならない時が必ずあります。

そう、約5年のステルスマーケティング営業の甲斐がありくまおさんの会社の製品が、ある大資本の新商品に組み込まれ標準採用となる事が決まりました。あざーす!
(※その商品がたくさん売れれば、くまおさんの商品も売れますが、売れない可能性もあるので、まだ油断はなりません。)