仕事を通してやりたい事がないのがデフォルト

仕事柄、家柄で昔から経営者の方が周りに沢山いました。
そんな彼らはやりたい事だったり、実現したい事、影響を及ぼしたい事、表現したい事、お金お稼ぎたいとか有名になりたいという欲が比較的わかりやすい人たちです。

でも、この感覚を持っている人は実は少数派です。
会社に入って給料をもらっている人の中には日曜日の草野球の為に生きていて、週5日の苦行を耐えた後に週2日のご褒美があると考えている人が沢山います。人生の主たる時間は週末の2日間であり、5日間はただの作業時間です。

自分で事業を起こして、会社内でもトップレベルのコミュニティに属している人はこういった感覚が分からないようです。故に部下のヒヤリングをする際に「お前は何がやりたいんだ?そのやりたい事を実現する為には何が出来るんだ?」と言ってしまいます。くまおさんも言ってしまう事があるので気を付けなければなりません。ちなみに、その際に部下は特にやりたくない事で無理やり目標設定をされるので、さらにやる気がそがれます。

でも、よ~く考えてください。彼らは「別に何もやりたくない」のです。何もやらずに給料をもらいたいと考えています。
くまおさんも同じような状況に陥ったことが何度もあります。多くの日本の企業の場合、給料が突然急上昇するという事はありません。基本給を3千円上げるのに3年を要したりする事も珍しくないと思います。そういった給料構造の場合、仕事をすすんで実行するとプラスカウントはほとんどないけれども、マイナス要因だけ背負い込む事になるという状況が発生します。くまおさんは過去に何度かそういった状況に陥りました。その際は、「何もしたくない」と本気で思っていましたし、実際に手を抜いて仕事をしました。目標も雰囲気で可もなく不可もなく設定します。

サラリーマンの場合、生産性を高めても収入を上げることは出来ません。

中国のIT企業ファーウェイの初任給が月額40万円だと話題になったことがあります。またグーグルの新入社員は年収1800万円と報じられたこともあります。
日本では社員を解雇できない規制が規制がかかっています。そのメリットの裏に、低賃金が隠れているとくまおさんは考えています。

週末草野球が生きがいのおじさんを沢山抱えている企業が強くなれないのは当たり前だと思う。でもそういう人が多いのも現実なのでその境目の采配がとても難しいです。