人脈が~って言う話が大嫌い

人脈が~とかいう奴が大嫌いです。
人脈が~という奴で仕事ができる人に1度も出会ったことがありません。

「人脈があれば簡単だよ~」
「俺の人脈を使えば~」とか。

簡単じゃないし、そもそも使えない。使えるだけの度量が無い。俺もお前も。

20代の頃は完全に騙されていました。
人脈自慢をする人を素直にすごい人だと思っていました。しかし時間が経つにつれて、そういった人たちが何ら結果を出さない事に気が付きました。
「あれ、結局売れてないよネ?」「ん?あの話はどこにいったんだ?」という事だらけです。

少し前に、20代の頃に一緒に働いていた当時の上司に会いました。当時40代中頃。現在50代中頃位です。
一緒に働く前は、地場の優良企業で専務を務めていた人で、仕事の実績があると聞いていました。確かに、その業界では有名だったようです。
しかし、一緒に働いている時は何ら結果を出せずに辞めてゆきました。
この人は、当時からやれ六本木だ~、芸能人だ~○○の社長だ~と散々人脈自慢をしていました。

その後、第3者から出資を受けて会社を起こしましたが間もなく倒産しました。

そして久しぶりに会ったときにも、オリンピック選手だ~アラブの王様だ~と相変わらず変わらない人でした。
本当に知り合いのようですが、それが本人のビジネスには結局むずびつけられず、マネタイズされたことを一度も見たことがありません。

「こういう人は何年たっても同じことを言っているんだな~」と勉強になりました。
そして、信用してはならないと。

また、くまおさんのお父さんの以前の仕事仲間で、お父さんの上司筋にあたる人が度々くまおさんのアトリエに訪れます。
この人もとても大風呂敷を広げる人です。現在は複数の企業の顧問をやっていると言っていました。
それを聞いたお父さんは本気で信じている様で、すごいと感心していました。

でも、くまおさんからすればその話は多分7割引きで聞いた方が良いと思っています。
そんなに実績があるならば、多分元々在籍していた会社が手放さないと思うからです。
企業顧問と言ってはいますが、実際には固定給なしの営業マンで、案件に応じて成果フィーを貰っているだけだと思います。
これは、さすらいの営業マンであって、決して優秀な仕事人とは言えません。彼は60代後半です。

ましてや、人様の人脈を利用して事業を拡大するなんてまず無理だと言う事に気が付きました。
こちらから与えられる価値が、こちらの受ける価値を超える事が出来て初めて人脈とは意味を成すのだと思います。

今までくまおさんが見てきた「人脈が~」という話は、全てがもらうばかりの話で、与える話ではなかったのでうまく行かなかったのだと思います。
自分で事業を運営するようになってから、人脈をあてにする事をやめて、自身で一生懸命新規開拓してきて分かったことがあります。

「さっさと、自分だけ信じて全力疾走した方がいい。人の事は気にしない。」です。