中小零細企業の社長の事務能力は想像を絶する低さ

そうなんです。
大企業で働いてい時は、中小零細企業社長>大企業課長だと思っていたのですが、現在では全く評価が逆転しています。基本的な仕事のスキルがとにかく低いのです。

ただ、社長の評価は必ずしもスキルだけではない為、本来は比較できるものではないのですが、それにしても低すぎるのです。本当に低い、マジで低い。これは1人だけを対象に言っているわけではなく、複数の社長を見たうえで書いています。ライオンズクラブのオジサンたちとかマジでひどいから。

当然優れている社長も沢山いますが、相対的に一般的な想像以上にスキルが低いと思います。そして残念ながらその下で働く従業員のスキルも上がりにくい事は容易に想像できます。

先日、別事業を担当している当社のオーナーに、お客様に提示する為のフローチャート作成を依頼しました。(くまおさんの業務外の仕事でお手伝いしている分野)
すると何故だか、営業マニュアルと申込書が届きました。仕方が無いので再度「フローチャート」を作ってくださいと再依頼しました。ちなみに、フローチャートの見本も添付して作業依頼をしています。まだ完了していませんが、多分このやり取りを何度もする羽目になると思います。

こういった事が日常的に発生します。基本的に依頼が1度で履行されることはほぼ無く、何度も往復する必要があります。ちなみに、くまおさんのお父さんとオーナーは別人物です。
お父さんも同様で作業依頼は何度も往復することになります。くまおさんの依頼方法が悪いとは考えにくいくらい、一般的で簡易な仕事です。それでも処理できないのです。大企業に所属していれば完全に「仕事できないおじさん」扱いされるレベルです。

ただ本人達は相対的な自分達を評価できる立場にない為、仕事が出来ない事に気が付いておらず、むしろくまおさんの仕事の出し方が特殊だとさえ感じているようです。

この疑問をお父さんに素直にぶつけてみました。

くまおさん
「ねえ、なんでこんなに簡単な事が出来ないの?そしてこんなにも国語力が低いの?想像を絶する仕事の出来なさ具合なんだけど。大企業だったらクビになるレベルだけど。」
お父さん
「言っていることの意味が分からん。全く異次元の話をされている気がする。今まで仕事で分からない事が無かった(自分の領域外の仕事はしなかった)ので、そもそも調べたり、質問するという事がない。出来ない事は誰かに頼むという考え方だ。」
くまおさん
「何が分からないのかすら分からないのだから頼みようがないじゃないか・・・」

なるほど・・・そういった思考回路か・・・。

総評
かなり納得のゆく回答でした。要するに今までは自分の領域内を出ずに仕事をこなしていた為、疑問に思ったり、分からなくて調べたりという事がほとんど無かったようなのです。その為「質問力」「相手の動きを読む」等の能力をほぼ使用しないまま数十年事業をこなしてきたとの事だったのです。ちなみに今の会社は今期が16期目です。基本的に会社は黒字です。
それはそれで凄いのですが、それらが事務処理能力が恐ろしく低いという事象に繋がったようです。