モーリスW-20(くまおさんギター)

くまおさんが最初に手にした祖父のギター、モーリスW-20です。

スペック
トップ:スプルース合板
サイド・バック:トーグ合板
ネック:トーグ
製造国:日本
定価:2万円

カタログを調べる限りではおそらく1977~1980年のギターではないかと思われます。
そして多分寺田楽器製だと推測します。
当時のモーリスのカタログ

くまおさんが14歳の時に祖父が突然中古で購入してきたギターです。祖父はギターが弾けたわけではなく、なぜ買ってきたのか不明です。
そして、その後も祖父は弾くことなく、ほぼくまおさんが所有していました。ところが、だれも弾き方が分からない上に、今の様にインターネットもないので情報がありません。
本屋に行って「アコースティックギター入門」の様な本を買った記憶があります。
しかし、教本を見ても全く分からない・・・。教本っていうのはある程度分かってることが前提で書いてないか?こっちは全く分からねーんだよ!という状態で、間もなく挫折します。


しばらく放置した後なんとなく手に取ってみたところ、何故かいきなりFコードが弾けるようになっているとうミラクルがおこり、そこからギターを弾くようになりました。

傷だらけのギターでしたが、クリーナーと研磨剤で磨いたところ艶が戻り綺麗になりました。
打ち傷擦り傷だらけですが、致命的な割れや反り等は無く、弦高も一般的な範囲内で全く問題なく引けます。さすが頑丈な日本製合板ギターです。
そして、こいつが結構鳴ります。

俗にいうジャパンヴィンテージというやつですね。

先日入手した、トップバック単板の中国製テキサンよりもずっとずっと鳴ります。
10年間くらいほぼ弾いていなかったのですが、その前は結構な頻度で弾いていたので、良い具合に弾き込まれていたのでしょう。
思い出のギターです。