ブラック企業Episode6

くまおさんがリーダーとしてある程度場数をこなし、実質支店セールスのNO,2として横浜営業所に転勤した際の事です。
普段は滅多に顔を出さない副社長が支店へ降臨し、仕事終わりに食事に誘われました。

普通に食事した後、お姉さんのいるキャバクラへ連れて行かれ部下の指導方法を色々とレクチャーされたのです。

副社長
「いいか、くまお。アポインターは馬鹿だから前に人参をぶら下げてケツに火を付けないと走らないんだよ。わかるか?」
くまおさん
「よく分かりません!教えてください!押忍!」
副社長
「まず、アポインターにとにかく奢ってやれ。飯を食わせてくれる奴には動物は逆らえなくなるからな。その位は稼いでるだろ?」
くまおさん
「押忍!」
副社長
「次に、キャバクラに連れて行ってやるんだ。最初の数回でいい。するとアポインターは自分の金でキャバクラや風俗に通い出すようになる。そうするとどうなると思う?」
くまおさん
「お金が足りなくなりますよね・・・?」
副社長
「そうだ。アポインターの給料では足りない。そこで、奴らはカードローンに手を出す。要するに借金だな。」
くまおさん
「・・・はい。」
副社長
「これでケツに火がついた。そこでチーム内でキャンペーンをやればいい。各人から参加フィーを1万円とりお前がお前がそれに倍額を乗せてやれ。1位だったアポインターに賞金として渡すんだよ。その仕組が回るようであればくまおさんのコミッションも大きくなってるから、金額的には問題ないはずだ。これが目の前のニンジンになる。」
くまおさん
「押忍!副社長!ありがとうございます!」

とまあこんな感じで教育されました。これは教育なのかな?
何度もいますがくまおさんは新卒の22歳ですからね。