テイラー320(くまおさんギター)

いや~買っちゃいました。
ヤフオクでギターを2台売却して、不要になったギターケースやらスカジャンやらシルバーアクセサリーなどを売ったところ結構な金額になり、一生モノのギターを手に入れました。
ギブソンと悩んだ結果のテイラーです。

Taylor 320
Shape Dreadnought
Back/Side Wood Sapele
Scale length 25-1/2″
Top Wood Tropical Mahogany
Body Length 20″
Body Width 16″
Nut & Saddle Tusq
Neck Width 1-3/4″
Neck/Heel Tropical Mahogany
Bracing Forward Shifted Pattern with Relief Rout
Fretboard Wood Ebony
Headstock Overlay Indian Rosewood
Bridge Pins Ebony
Truss Rod Cover Indian Rosewood
Back/Side Finish Satin
Top Finish Satin
Neck Finish Satin

ドレッドノートスタイルでノンピックアップ。
デビューが2016年のモデルで、2017年には生産中止になっています・・・と思っていたのですが、どうやらその以前のモデルでシリアルを確認したところ2013年製のマホガニートップ、サペリサイドバックのモデルだと分かりました。現行品はブラックウッドというテイラーの新しいマテリアルを使用したラインナップになっています。

よく見たら現行品とポジションマークやインレイが異なっていますね。

特性としてはオールマホガニーギターに近いといったところ。

アコギの王道はスプルーストップのローズウッドサイドバックなので、1本目のギターとしてこの320を選ぶ人はほとんどいないと思います。多分定価で25万円(税抜)前後の高級ギターなので、そういった事も加味すると出荷台数はかなり少なかったのではないでしょうか。おそらく不人気モデル?価格としてはテイラーの中では普及価格帯といったところ。

まあ十分に高いけどね・・・。


パッと見、オールマホガニーっぽいのですが、トップのみマホガニーでサイドバックはサペリ。

ネックもマホですね。
ロゴインレイは樹脂埋め込みタイプ。仕上げはサテンフィニッシュなので艶はありません。ちなみにテイラー社のギターは艶がある方が高級です。

ブレーシングは通常タイプでノンスキャロップ。指板、ヘッド、ブリッジはエボニー(黒檀)。黒々とした黒檀です。テイラー社曰く、黒檀は黒くない物も多数あるものの、今までほぼ流通していなかった為、これからスモーキーエボニーと称して積極的に採用するそうです。色々な木材が伐採により減少している為、エボニーもそう遠くない未来にワシントン条約で引っ掛かる可能性濃厚とこの事で、テイラー社は木材の有効利用にも積極的に関わっています。かなり先進的な企業ですね。知らなかった~。

最後までマーチンオールマホd-15と迷っていました。決め手はNTネック。
テイラーのギターはネックがボルト3点止めになっていて、慣れた人なら10分程度で外せるらしい。その上、ボディとネックの間にシムという薄い板を入れることで元起きやトップふくらみ、反りを調整してネック角度の最適化を図れるという唯一無二のシステムを有しています。

最近我が家にやって来た1982年マーチンHD-28は12フレットで4.5mmも弦高がある為、弾きにくくほぼ手付かずです。ボディーも膨らんでおり、リペアショップで見てもらったところ、ネックリセットで10万円~と言われてしまいました。10万あったら新しいギター買えるじゃん!という感じです。

テイラーであれば無料診断会が定期的に開催されているので、そこに持ってゆけば無料で調整してくれますし、有償修理でもマーチンに比べればだいぶ安い。しかも近くのイオンで大丈夫!(イオンの島村楽器がテイラーの代理店だから)高級ギターにとってその後のメンテナンス性は大事です。

音は相変わらずくまおさんの耳では分かりませんが・・・甘い感じの音がする?気のせい?何本か40年物の合板ギターと弾き比べていますが・・・結構鳴りますね。
この320は中古品ですが、前オーナーがおそらくほとんど弾いていなかった様で、ほぼ傷がありません。新品ギターと言っても遜色ないレベル。これから経年変化で鳴りが良くなるかもしれません。わからんけど。

今回もヤフオクで購入しました。ストア出品だったので弦高を質問して問題なさそうだったので入札。ネットで買うのは云々というマニアが沢山いますが、くまおさんはそんなこと気にしません。家族持ちの社会人が何日もかけてお茶の水を歩き回るのは現実的に無理です。だからネットは強い味方!どっちみち個体差が分かるほど良い耳を持っているわけではないのでモーマンタイ。

テイラーギターは初めて弾いたのですが、びっくりするくらい弾きやすいです。先日購入したギルドも悪くないのですが、それが弾きにくいと感じるくらい弾きやすい。おなじライトゲージの弦なのに、抑える力が少なくてもちゃんと音が出る気がします。ちょっとした差なのでしょうが、メーカーによって弾き心地は全く違うのですね。

男ならノンカッタウェイ。