サラリーマンを卒業しました。

2020年2月20日をもってサラリーマンを無事卒業しました。
このブログはくまおさんの趣味やら思った事をなんとなく備忘録代わりに書き連ねているので、上記にも触れておかないとなという感じです。

簡単にいうと独立して会社を設立しました。
くまおさんは5年ほど前までウォーターサーバー会社の本部員だったのですが、その後父が社長(オーナーは別にいる)の会社に入社し建築関係と化学関係の仕事をしていました。
実際には建築と化学はくまおさんとお父さん2名で切り盛りし、会計もオーナー側の事業とは全く分離されている為、ほぼ自営業の様な状態です。
そんな中、お父さんとオーナーが経費の件でも揉め、袂を分かつことになりました。

恥ずかしながら、お父さんもオーナーも地場企業のオヤジなので、様々な知見に乏しく世間知らずと言わざるを得ません。
その為、結構どうでもいい事で揉めました。
いやぁ~本当にどうでもいい事です。
税理士事務所の余計なお節介が事の発端です。今回の件で税理士は顧客を失う事になります。余計な事をしてくれたものです。

さて、当のくまおさんとしては、化学事業が絶好調な事もありオーナーとは権利的な縁を早々に切りたかったので渡りに船と言った感じでした。(化学事業は買い取りました。)
会社分割の話が出たのが2019年9月で、2020年2月におおよその事業譲渡が完了した為、晴れて自由の身です(笑)
まあ、色々とありましたし、これからもまだ多少は揉めそうですが、交渉には営業で培ったテクニックを大いに利用させてもらいました。
いや~営業力があった良かった(笑)
相手が自分より上位者の場合は、分かっていないと恥ずかしいような言い回しで相手の分かっていない事を大声でまくしたて、言質を取ってしまうと勝てます。
厳密には相手を勝った気持ちにさせて、実際にはこちら側が実を取るというやり方です。
ただし、相手側が利口な場合は通用しません。

という事で新会社のオーナーになった為、サラリーマンではなく経営側に回ったという事でした。
今回はオーナー側と対決したわけですが、正直な所オーナーが世間知らずで助かりました。
世間知らずとは言っても本人はそんな事は全く思っておらず、現在の会社も16期を迎えている立派な経営者です。
ただ、大企業で働いた経験がない為、世間相場に関する知見が欠落しており、それが今回の交渉にはとても有利に働いてくれました。

う~ん・・・

ウォーターサーバー会社で代理店募集の仕事をしている時に沢山の中小零細企業の経営者の方にお会いしました。
その時に、当然「素晴らしい」「すごい」と思える経営者も沢山いましたが、8割方は「よくこれで会社が回るな…」と感じていたのも事実です。
今回の独立騒ぎで学んだことは「やっぱりそうだよな」という事でした。
残念ながら思っていたことが証明されてしまった感じです。

実はオーナーとは子供の頃からの付き合いで、お父さんの経営者仲間でした。(その後、お父さんが合流する形でお父さんはオーナーの会社の役員に入ります)
その頃はとてもカッコいい経営者だと思っていたのですが、いざ一緒に仕事をしてみるとお父さんも、オーナーもかなりレベルが低くて・・・それは処理スピードと言った事から、一般教養も含めてです。

小噺
「建築の測量機を購入した」

くまおさん「へぇ~この測量器ライカなんだ~。ライカってこういった業界にも進出してるんだね。」
お父さん「ライカって何?」
くまおさん「世界で一番有名なカメラのメーカーだよ。」
お父さん「聞いたことない。」
くまおさん「買ったことはないにせよ、一体どうやったらライカという名前を避けて生きてこれるんだよ・・・」

小噺2
「ゲルニカ」

くまおさん「会社の壁が殺風景だから絵画を飾ろう。そうだ、ゲルニカのレプリカを購入しよう!」
お父さん「この絵は何?」
くまおさん「ゲルニカ。ピカソの代表作の一つ。教科書にも載ってるよ、多分。」
お父さん「全く知らん。」
くまおさん「・・・一般教養が足りなさ過ぎて会話が続かない・・・」

学校の勉強をかなり早々にドロップアウトしている工業高校卒業生なので、そもそも「教養」という概念を持っておらず、「自分の知らない事=意味のない事」と勝手に解釈してしまう癖があります。

それはさておき、現実は零細企業の社長と言うのは大企業に入ると窓際おじさんレベルに仕事が出来なかったりします。
お父さんが入会しているライオンズクラブの社長たちの記憶力と言ったらそれはもう酷いもので(笑)

まあ、これでオーナーとは縁が切れたのでさっぱりしました。
さて、頑張るぞ~