アメリカ製ギターがそんなに良いとは思えない?

くまおさんはギターをたくさん持っています。
ギターは元々アメリカの楽器なので有名なメーカーはほぼアメリカです。ギブソンやフェンダー、マーチン等はすべてアメリカのメーカーです。

古いアメリカ製のギターはとにかく値段が高いです。いわゆるビンテージというやつです。
ギブソンの1959年製レスポールは3000万円は超えると言われています。

日本でもみんなが知っているヤマハなど、たくさんのメーカーがあります。ところがそれらのメーカーのギターは一様にしてアメリカ製よりも評価が低く、ビンテージと称されることもあまりありません。

自動車評論家のドイツ車絶対正義みたいなものでしょう。
ドイツ車が軒並みディーゼル規制の不正を行っているのにさほど問題になりません。

さて、でもですよ・・・アメリカ製の工業製品ってそんなに良いと思いますか?
日本で一般人が利用する工業製品でアメリカ製のものってあまりないですよね?おそらく日本製に価格と製品精度で勝てないからだと思います。GEの冷蔵庫何て日本では見かけませんからね?・・・iPhoneはアメリカの製品だな・・・。iPhone最高!まあいいや。

エレキギターが盛んになるのは1960年代以降なのでその頃であれば日本の技術力は十分高いと思うのです。とは言え、その頃はまだまだギターに関する知見が日本のメーカーにはあまりなかったかもしれないので、アメリカ製の評価が高いのは理解できます。しかし、近年に入ってからはどうでしょうか?

1980年代以降の日本製品とアメリカ製品を比べたらどう考えても日本製品の方がクオリティ高いですよね?

でも、ギターマニアはこぞってアメリカ製を称賛するのです。日本製は制度は高いが個性が足りない、とかわけのわからん事を言うわけです。

昔、フェンダージャパンという会社がありました。
これはアメリカの有名ギターメーカーであるフェンダー社が日本のギター会社にOEM生産させた製品を製造販売していた会社です。
会社自体が今は無くなってしまったのですが、アメリカ製よりも精度が高いという事でジャパン物を指名買いする人も多かったと言います。そして値段はアメリカ製よりも日本製の方が格段に安いという設定です。

個性って何よ?という話で、それは製品品質が安定していないが故の個体差じゃないのかな?とくまおさんは感じています。
現在のギブソン社の製品もそうですよね。

やたらと高いアメリカ製のギターですが、アメリカ人がそこまで精密に工業製品を量産できるとは思えないのです。
くまおさんが好きで愛用しているレッドウィングというアメリカ製のブーツブランドがあるのですがUSA製の縫製とか結構適当だもんね。
アメ車が日本で売れないのは、非課税障壁があるからではなく壊れやすく精度が低い製品だからだと思います。

そのアメリカ人がギターだけ精度が高い製品をつくれるとはどうも信じられないのです。というか絶対にありえない!

ですから、アメリカ製のギターが高いのはイメージ戦略に成功しているからだと思います。ギブソンと言えばアメリカ製だし、フェンダー、マーティン、リッケンバッカーも全部アメリカ製が最上級グレードです。

デザインは良いよね。
とは言ってもくまおさんが欲しいギターも全部アメリカ製なのさ(笑)