お手玉

先日次男と一緒に祖母の家へ行っていました。
くまおさんの祖母で、次男から見るとひいおばあちゃんです。

そんな祖母とお手玉をしていました。
祖母はお手玉が上手で高齢になった今でも、3つのお手玉を空中で躍らせます。
次男がそれを見て感心していました。

くまおさんが小学生くらいの頃に祖母に習って2つまでは高速でお手玉できるようになりました。

実は、くまおさんはジャグラーです。


普通の人が見たらビビるくらいボールジャグリングが出来ます。

通っていた高校ではサッカー部に在籍していたのですが、部活引退後に「ジャグリング同好会」を設立しました。

進学校だったので部活引退後の3年生は受験勉強期に入るのですが、息抜きがてら練習していたジャグリング技をクラスメート5人と文化祭時に全校生徒の前で披露したところ大反響。
ジャグリングをやりたいと言う生徒からの声がとても多かったこともあり、「ジャグリング同好会」を設立する事になりました。当時の記憶では、高校の部活動は同好会としてある程度の実績があったものが部活に昇格して部費が支給されるようになります。
折角だからという事で、ボールの放物線軌道になぞらえて、顧問は物理学の先生に就任依頼をしましたが断られて、結局美術の先生にお願いした記憶があります。
ちなみに、くまおさんは美術が得意だったので美術の先生とは比較的懇意にしていました。通常であれば美術部員くらいしか選択しない追加教科でわざわざ美術を専攻していたからです。当時はクレヨンを使って人物画を書いていました。別に目的なんてなくても好きで絵を描いている人種がいるという事を知ってください。これも受験勉強の息抜きです。

美術の先生
「ところでくまおさんはどの美大を受けるんだ?」
くまおさん
「えっ?美大なんて受けませんよ(笑)」

高校時代くまおさんが所属していたのは、サッカー部、軽音楽部、ジャグリング同好会です。余談ですが、中学校時代に吹奏楽部への入部依頼をしたら、楽器を壊しそうだからという理由で断わられました(笑)。代わりにコーティングの禿げた古い管楽器を貸してくれました。誰も教えてくれないので音が出なかった事は苦い思い出です。

昔はジャグリング道具がプロ用のものしか販売されておらずとても高価だった為、当時の部長が道具を自作していました。

折しも石原慎太郎都知事が都立高校への予算を削減した年にバッティングし、予算が全く下りなかったのです。

入部希望者が全学年から殺到し、おそらく30名以上は入部していたと思います。
その後、部活に昇格したと風のうわさで聞きました。

身近にジャグラーっていますか?いないでしょ?くまおさんは結構貴重な人材です。

そんな経緯があり、くまおさんはお手玉であれば4つまで回せます。お手玉は奇数の場合は両手をボールが行き来して、偶数の場合は片手ずつで回します。
例えば3つの場合はボールが左右へ渡り、4つの場合は片手で2ずつ同時に回すといった感じです。

ボールジャグリングにも様々な技があり、日本古来のお手玉は一方通行が基本スタイルなのですが、西洋ボールの場合∞軌道でのボール移動が基本です。

母方祖母
「くまおさんのお母さんや姉妹にも教えたんだけど、結局誰も出来なかったな~。くまおさんだけだよ。」

ギターと同じでジャグリングも学習コスト(時間)がまあまあ必要です。
大体の人が脱落します。

ボール(4個まで)、ジャグリングピン(3本)、リング(3本)、デビルスティック、ディアボロくらいは扱えます。

これもギターと同じで経験者が身近にいないと習得するのは困難です。でもギターと違って経験者はほとんどいません(笑)