いとしのジョージ・ハリスンのギター(ロッキー)制作記録②

何が一番大変って・・・塗装を剥がすことです。


望ましくはすべて剥がすことなのですが、大変すぎるので諦めます。
表面だけ塗装を剥がして、サーフェイサーを下地に吹きます。
この作業と同時に同じストラトキャスターのボディをテスト用に準備しました。
同じように着色作業を行ったり、ヤスリがけや、クリア吹き等のテストに使用します。
サイドからバックにかけてはもともともブルーを活かすためにマスキングします。

ボディラインの幅を書くにあたって、カーボン紙で写そうと思ったのですが、どうも塗装表面にカーボンがのりません。そこで実物大を見ながらフリーハンドで下絵を書きます。ちなみに鉛筆です。
こういった作業をする際に実物大のコピーは大事だと思います。
ロッキーの自作を検討している一は参考にして下さい。

水性塗料で着色開始です。
きっとジョージ・ハリスンも筆で塗ったのでしょう。塗りムラ、筆跡が半端ないっす。
そして下地の凸凹をかなりシビアに反映します。これは想定外でした。塗料で多少の凸凹やヤスリ傷等は消えるかと思ったのですが、見事にそのまま表面に現れてきます。まあ、いいです。





塗っていてわかったのですが、イエローとグリーンの塗料が透けます。下地の色が影響してきます。
くまおさんはサーフェイサーで白色を選んだのですが、下地色が残っている場合その色が透けてしまうのです。
という事で、ボディーの着色は白色サーフェイサーを選んで発色を優先させることをオススメします。

だいたい色塗りが終わった段階でマスキングを剥がします。
すると・・・マスキングテープをウレタン塗装本体の境目の塗装が段差になりなんだか剥がれそうな感じがします。
これも仕方がないのかもしれません。
仕上げはウレタンクリアを施工しようと考えているので、それによってガチガチに固めてしまおうと考えています。ウレタンクリアの溶剤が塗装を溶かさないか心配です。

水性塗料で筆塗りしたので塗装面は凸凹です。写真だとツヤツヤに見えるのですが、それは錯覚です。
途中で1500番手の耐水ヤスリで磨いてみたのですが、余裕で塗装が剥がれました・・・チーン。

自作していて感じたこととして、塗装というのはかなり下地を反映するなと・・。下地作りが塗装の質を決めると言ってもいいと思います。
しっかりと乾かしクリア塗装に移ります。

つづく