
金を払って他人にやってもらえ⇒無理
鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの墓石には以下の言葉が刻まれているそうです。
“Here lies a man who was able to surround himself with men far cleverer than himself.”
「己より優れた者を周りに集めた者、ここに眠る」
地場企業の経営者はこういった言葉が好きです。そう「人脈」というやつです。
くまおさんは人脈という話や言葉が好きではありません。
ウチのお父さんがよく言います。
「俺たち世代はITがよく分からない。だったら、ITが分かるやつに金を払ってやってもらえばいい!」
まず、ITが分かるやつをどうやって見つけるのか。そして、その金がどのくらいかかるのか分かっているのか。その膨大にかかる資金はどこから捻出するのか。
自分が出来ない事を他人に説明して、成果が出る様に実行してもらうと言うのは、ほぼ無理ゲーです。多分それが出来るならば自分で実行出来ます。
お金があって自分で実行出来る力がある人が、作業を外注するという事はあり得ます。しかし、何も分からない中小零細の社長は実際には無理な場合がほとんどです。
ですから、カンブリア宮殿を毎週欠かさずに見て自分にもある日突然チャンスが巡ってこないかと夢想します。
残念ながら99%の会社にはホワイトナイトは現れません。他力は駄目です。
大企業から零細企業に転職して分かったことがあります。
それが費用感の大幅な乖離です。
例えば上記の例で零細企業社長は、他人にウェブサイトを作って集客してもらう対価として多くても200~300万円位だと考えています。場合によってはもっと低いです。
これは、昔の雑誌広告や地域新聞広告の費用感が記憶に残っているからかもしれません。
しかし、大きな会社で広告担当やマーケティング担当をしている人は、200~300万円が一瞬で溶ける事を知っているでしょう。
人材の募集に関してもそうです。
月給30万円位払えば人がそれなりの人が採用できると思っています。これも採用に関わている人や大企業で働いている人ならわかると思いますが、年収400万円以下で優秀な人が中小零細企業には入社しません。むしろ、大企業時代よりもプレミアムが付かなければ優秀な人は入社しないと考えた方が正しいです。
でね、くまおさんは「他力は無理だな」と考えて自力で頑張っています。
ウェブを他力にしてしまうとお金がいくらあっても足りず、スタートしてすぐに頓挫する事が目に見えています。
くまおさんは英語が喋れませんし、読み書きができません。
しかし、google翻訳を使いウェブサイトを作って、色々と対策をしたところ、幾つかの国の商社から連絡を受けることに成功しました。
現在はドイツと上海の会社と英語でやり取りをしています。
googleで取り急ぎ事が足りています。具体的な出荷作業に関しては専門商社を入れる予定です。
すごいね、google翻訳。