アタッシェケースが好き

都心に勤めていた頃にアタッシェケースを使っていました。
はじめはA3サイズの資料曲げずに入るようにという事で使い始めたのですが、その後は営業でハッタリをかます為に使っていました。
左からゼロハリバートンEシリーズ、グローブトロッター16インチスリム、ゼロハリバートンPシリーズです。

最近はスーツを着ることも減ったので、めっきり出番が減りましたが出張の際に利用する事は多いです。

ゼロハリバートンはアームストロング宇宙飛行士が月の石を地球に持ち帰る為に利用したカバンです。爆破しても壊れないという頑丈さが売りのジュラルミンケース。日常生活では完全なるオーバースペック。MIPじゃないんだからカバンが爆破されることはまず無い。

くまおさんはブランドにまつわるこういう話が大好きです。歴史を感じます。

営業の際にこれ見よがしに「ガチャッ」と音を立ててケースをあけて相手を威嚇していました(笑)

グローブトロッターはイギリス王室御用達のカバンブランドで、バルカナイズドファイバーと言われる特殊な紙でできています。その為、ジュラルミンケース比べると圧倒的に軽いです。

この2つのアタッシュケースの共通点としてエイジングするという事があげられます。使い込むと味が出るのです。特にグローブトロッターの方はいい感じにやれてきました。

一方アタッシュケースにはどうしようもならない欠点があります。それが使いにくさです。とにかく使いにくいです。カバンを開ける際にいちいちテーブルに置かないと開けません。特にゼロハリバートンはカバン自体が重すぎる為、携帯性最悪です。
グローブトロッターは紙製なのでまだましですが、布や革のカバンに比べると圧倒的に使いにくい事には変わりありません。

そのデメリットを知っても使いたいかどうかは個人の感覚です。くまおさんはここ3年はゼロハリバートンを使わなくなりました。容量が小さい上に重いからです。
グローブトロッターはまあまあ利用します。家族旅行のセカンド荷物入れとしてキャリーケースの上に載せて使用することもしばしば。

これが意外とちょうどよいサイズ感で便利です。内部のアタッチメントを外しているのでタダの四角い箱の為、2泊くらいのビジネス出張に耐えられる収納容量があります。結構大きいです。

ゼロハリバートンは持っているビジネスマンがまあまあ存在するのですが、グローブトロッターを仕事で使っているビジネスマンはあまり多くない為、カバンの事できっかけ作りや相手から話しかけれられるという事が何度もありました。
空港で手荷物預かりの際も、グランドホステスの方から「カバーをかけますか?」と聞かれることが多いです。

仕事の際にシティホテルに行くときや、契約事、都心の高層ビルにある企業などへ訪問する際はグローブトロッターを持ってゆくことが多いです。

あの「カチャ」と開ける音がいいんですよね~

余談ですが舶来品なので修理が尋常じゃなく高いです。ゼロハリバートンは所詮アメリカの工業製品なので精度がイマイチでラッチが壊れました。交換するにはゼロハリバートンへ送るしかないので、郵送で修理です。ラッチ1つで7,000~8,000円位の修理費がかかった記憶があります。

グローブトロッターはさらにアホみたいに高いです。こちらも専用の修理工房に持ち込まねばならないのですが、数万円はザラです。
そこで、取っ手が壊れた際に地元のカバン修理屋に無理言って直してもらいました。数千円で直ったので助かったのですが、純正で直したらおそらく数万円です。
でもそれ以外は壊れていないので、結構丈夫ですね。