
くまおさんは何故ウェブサイトで記事を書くのか?
最初はお金の為でした。今でもその面は大きいです。
当時勤めていたウォーターサーバー会社に嫌気がさしていました。給与体系に年齢給が加味されることもあり、本部員としては若かったくまおさんは中途入社の直属の部下の方が給料が高いという意味不明な状況などがあり、不毛感が日に日に強くなったためこりゃあ駄目だと思っていました。とは言え、先立つものはお金なので、金銭的な自由を得るために色々考えて試した結果、ウェブアフィリエイトが良さそうだという事になり、会社終わりにマクドナルドでせっせと記事を量産していました。
最盛期はウェブサイトがOLの給料以上を稼いでくれる時もあり、その資金で再投資したり株を買ったり、旅行に行ってみたりしていました。今は、正直に言ってお勧めできるウォーターサーバーがほとんど無いので、収益はガタ落ちです。でも、これは仕方がないですね。
元業界人としては明らかに具合の悪いウォーターサーバーメーカーを薦めるわけにもいきませんから。
今は、備忘録と自己満足の為に書いている要素が大きいです。
大体1サイトの維持費は月間200~300円位です。その為それくらいは稼いでほしいのですが、稼いでくれないサイトの方が多いので赤字サイトも大量にあります。このサイトは余裕の赤字です(笑)
また、過去の記録を思い返す際に結構重宝します。くまおさんの所有するサイトには一般に公開していないものもあります。googleの検索エンジンにヒットしない様に設定しており、特定のコミュニティだけが閲覧できるようしてあります。ここには思い出の写真をUPしたり、お知らせを記載したりして身内の思い出掲示板として利用してます。
こんなものも自力でウェブサイトを作るスキルがあるからこそ出来る楽しみ方です。
くまおさんは今、小さい会社で仕事をしているので日常的に関わる人があまり多くありません。また、普段の営業活動はくまおさんの脳内で完結して、人に説明したり教えたりする必要がない為楽です。でも、折角考えた画期的な営業方法や考え方を披露したくなる時があります。しかし、くまおさんの会社でそれを言っても理解してくれる人がいないので特に言いません。そんな時、くまおさんにはウェブサイトがあります。
自己満足で自分の見解や意見を忌憚なく書くことが出来ます。それによってくまおさん自身の思考が整理されたり、洗練されることも多々あります。
ウェブサイトを通じてご連絡いただく読者の方も多数います。
お客様側の立場からだったり、代理店の立場からだったり、新規参入検討者の立場からだったり、メーカー側の立場からだったり。戦略系コンサルティングファームから連絡をもらう事も複数回ありました。
これはこれで結構面白いです。
自分でウォーターサーバービジネスに関わっているわけでもなく、素性も公開していないので言いたい放題言えるのも最高です。おそらくくまおさんの正体がわかっている人もいると思いますが、だからといってくまおさんの発言を制限することは出来ませんし、くまおさんの書いていることは正しいので歯がゆい思いをしている人もいると思います。
組織人としては「正しいけれども出来ない事」があることもよく分かっています。そして正しい事をしたばかりに不遇の待遇を迎える人がいることも、理解しています。
そういった事はアウトサイダーとして見るとよく分かりますし、組織の常識がとても狭い範囲で適用されている事にも気が付きます。
出世する人は必ずしも男気があるとは限りません。組織の中で登ってゆくにはミスを人のせいにして、手柄を横取りして登って行く事も必要だと思ます。その時に感じる罪悪感に耐えたり、爽快感を得れるくらいでなければならないのかもしれません。くまおさんはその分野では勝てませんでした。勝ちたいと思ってチャレンジしたけれどもダメでした。
ですから、その様に登って行ける人は素直にすごいと思ます。単純にねじが外れているだけの人もたまには居ますが、ちゃんと出世している人はその人なりの考えや覚悟を持っています。
でもこういった事は組織にいると実際には言えない。言えばいいのに言えない。
そんな事が好き放題言えるウェブサイトというのは個人にとっては良いツールになります。