「仕事は楽しく」は無理ゲーの場合が多い

仕事は楽しくやろう!みたいな事を言う人ってウザイですよね。
くまおさんのファーザーがそれ系の事を言います。

くまおさんの肌感覚ですが90%以上の人は仕事が楽しくないと感じていると思います。こういう話をすると「どんな仕事でも楽しくすることは出来る!」とか「どうせやるなら楽しみを見出して!」とか言い出すわけです。

でもね・・・どうしても楽しくできない仕事ってあるよね?それを無理に楽しく考えろと言うのはある種のパワハラではないだろうかと思うのです。例えば、昔存在した気送管(エアシューター)の係の人ってどうよ?

【気送管(きそうかん)或いはエアシューター(エアシュート)とは、専用の筒の中に書類などを入れて管の中を圧縮空気もしくは真空圧を利用して輸送する手段である。】

これ楽しい?もう既に存在しない仕事なのでスキル(そんなものはあるのか?)も役立たないし、その後に生かせそうもないし・・・。楽しみを見出してって・・・無茶いうなよ・・・。

ですから無理やり楽しみを見出すよりも、「面白くないものは面白くない。でも仕事だから、苦痛を和らげたり効率を上げる方法を全力で考えよう!」と開き直った方が良いと思うのです。

現実として週末の草野球の為に、平日の仕事こなしている人は沢山います。給料は我慢料だと考えている人は多いです。それも無視できない事実です。むしろそういった人の方が圧倒的多数です。彼らにとって仕事は楽しくないのです。もう、生理的に楽しくないのです。

例えば違う角度から考えてみましょう。

無毒の小型ヘビの世話をするという仕事があったとします。ちょっと噛むことはあるけれども、毒は無いので大丈夫だよと言われていると仮定しましょう。
あなたがヘビを好きではない(多くの人は苦手です)場合、その仕事を「楽しく」出来ますか?どれだけ自分に言い聞かせても、気持ちが悪いし嫌だと思います。人間の防衛本能として生理的に無理です。その仕事を楽しくするのは無理ゲーです。

これと同じようなことが仕事に対しても存在します。
無理なものは無理なので、強要するのはやめた方がいいです。というか、強要しなければならない様な人を、そもそも採用してはいけませんね。

ちなみにくまおさんは今の仕事が結構楽しいです。
理由は殿様営業が可能で、それを効果測定する機会に恵まれ、且つ儲かるからです。
自分の作戦通り、想定通りにお客様がハマると快感です。
ある種のゲーム感覚です。

別に好きな商材を扱っているとか、お客様の役に立てるとか、お客様の笑顔の為にとか、この仕事のやりがいが・・・という事は関係ありません。

くまおさんの仕事は「新規開拓営業」であり、たまたま今の商材を扱っているだけです。営業なんて何でも同じさ。